■ジャガーI-PACEは12万円、ポルシェタイカンは20万円!
そのほかの車種で目立っているものは、充電インフラ設備やアフターサービス体制の弱い輸入車勢の大幅な減額。
補助金減額の目立つ輸入車としては、ジャガーI-PACEが52万円→12万円、ポルシェタイカンが42.4万~52万円→20万円、シトロエンE-C4が65万円→45万円、プジョーe-208が65万円→45万円、アウディe-tronが52万→36万円、ボルボEX30が65万円→45万円。
中国車と韓国車の減額も目立つ。BYDは、ドルフィンが65万円→35万円、ATTO3が65万円→35万円。ヒョンデもアイオニック5が65万円→45万円(エントリー車は35万円)、コナが65万円→45万円(カジュアルは35万円)。
ちなみにサクラとekクロスEVは55万円で変わらず、商用のミニキャブミーブは41万円→55万円にアップしたいっぽう、新興EVメーカーのHW ELECTROが販売するエレモ、エレモKは55万円→15万円と大幅減。
いっぽうPHEV、FCVのCEV補助金額はどうか? クラウンスポーツRS、ハリアーZ、プリウスZ、RX450h、NX450h+、マツダMX30ロータリーEV、アウトランダーPHEVは55万円と変動はなかった。FCVのミライは145.3万円、クラウンの136.3万円は、ともに変動はなかった。
■日本のEVシェアはたったの2.2%と世界最低水準
今年度のCEV補助金は1291億円と大幅に増額したが、日本のEVシェアは新車販売全体の2.2%(2023年、8万8535台)に過ぎず、世界と比べると最低水準だから、まだまだ補助金の必要性を感じられずにいられない。しかし、海外では補助金制度そのものを打ち切る国も増えているので、そろそろ考える時期に来ていると思えなくもない。
ちなみに各国の新車販売全体に占めるEV販売台数は以上のとおり。2022年のデータだが、中国11%、アメリカ6%、イギリス22.3%、フランス20.2%、ドイツ24.7%、スウェーデン51.9%、ノルウェー88%に対し、日本のEVシェアは2.2%と圧倒的に少ない。
日本ではハイブリッドが46.8%、PHEVが1.3%、FCVが0.01%と、ハイブリッドが半数近くを占めているのだった。今回のCEV補助金によってどれだけEVの販売台数が伸びるのか、注視していきたい。
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