お値段3740万円!! 町内会で買って町で楽しめ!? テリー伊藤 ロールスロイスドーンに乗る【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】

■ロールスは町全体で楽しむクルマだ!

そういえば本文ではまったくクルマの評価をしていないが(笑)、当然すばらしい。この重くて巨大なボディが滑るように優雅に走るのは圧巻である
そういえば本文ではまったくクルマの評価をしていないが(笑)、当然すばらしい。この重くて巨大なボディが滑るように優雅に走るのは圧巻である

 このクルマは富裕層が個人で買うのではなく、町内会で買って欲しい。御神輿ではなくロールスロイスドーンを買うべきだ。

 御神輿だって大人用の本格的なものは3000万円以上するが、年に2~3日のお祭りの時にしか出てこず、あとはずっと倉庫にしまわれている。そんなムダなおカネの使い方はないだろう。

 それならこのロールスロイスドーンを買って、毎日町を走るべきだ。

 商店街で3000円以上買ったらドーンで自宅まで送ってあげるとか、F1マシンのようにボディに町内の店の宣伝を貼りまくって町を流してもいい。

 なんとかパン屋さんのフランスパンが午後2時に焼き上がりますとか、今日はクリーニングが3割引きなどの宣伝を貼ってグルグル回っていれば、商店街の売り上げも増えるし、町の風景も大きく変わるだろう。

 町のPRになり、商店街も儲かり、「おらが町にロールスがきた」と地元の誇りにもなり、子どもたちは大喜びで、じいさんばあさんの冥土の土産にもなる。いいことずくめではないか。

 私はベストカーの仕事をさせてもらっているからこうして乗れるが、普通の人はロールスロイスに乗る機会なんてないだろう。

 一部の特権階級のものにしておくのはもったいない。こういうクルマこそ町内会のみんなで楽しむべきなのだ。

 ロールスロイスドーンはパーティカーだ。オープンにして気持ちよく走っていると、クルマではなくクルーザーに乗っているような気がしてくる。そう考えると、3740万円という価格がどれだけ安いかがわかる。

 クルーザーの価格はクルマとはケタ違いで、5000万円以下では「普通の船」扱い。

 それがこのロールスロイスときたらどうだ。撮影日が休日だったこともあり、都内を走っていると、多くの人に手を振られる。「素敵ですね。テリーさんのクルマですか?」と何度聞かれたことか。

 ジムニーで迷っている男に対して勘違いもいいところだが、ロールスロイスドーンは何億円もするクルーザーのような存在感を発揮しているということなのだ。

 3740万円は安い。圧倒的に安い! だからといって自分では買わないが!

(内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

【画像ギャラリー】どうだ! これがロールスロイスドーンだ!!!(どーん)テリーさん試乗の様子をギャラリーでもたっぷり!(7枚)画像ギャラリー

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