武骨、しかし万能!!! ジープはいつも侮れないのだ! 3代目ラングラー試乗【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】

■七味プリン、わさび海苔、ラングラー(笑)

ラダーフレーム独特の振動がだんだんと運転のリズムに合ってくるのが醍醐味。走りのよさは滑らかさだけが正義ではないのだ
ラダーフレーム独特の振動がだんだんと運転のリズムに合ってくるのが醍醐味。走りのよさは滑らかさだけが正義ではないのだ

 快晴の下、屋根を取り払ってラングラーで走るのは爽快のひと言だった。このウキウキ感! 走りが楽しいというのはこういうことだと改めて思った。

 私が所有しているジムニーシエラもそうだが、ラダーフレーム独特のゴツゴツした乗り味がたまらなくいいのだ。

 この振動が嫌いな人もいるだろう。それは理解できる。

 普通の乗用車、特にラグジュアリーカーの滑らかな走りを好む人には「なんだこりゃ」になるのだろうが、私には最高。

 この揺れがだんだん自分の運転のリズムに合ってくるのがいいのだ。

 これはあとを引く乗り味とでもいうべきか。激辛のポテトチップスやカレーを食べるような感覚。

 あるいは先日初めて食べた七味味のプリンも「こんなのおいしいのか?」と思ったが、意外とイケていてまた食べたくなった。有名なところではわさび味の海苔もその仲間だろうか。

「なんの話だ?」と言われそうだが、ラングラーの走りには強烈な刺激があり、運転している実感がダイレクトに伝わってくるということなのだ。

 最近のSUVにはない独特の乗り味。ジープの偉大さを改めて感じたしだいである。ただし、最小回転半径は7.1m。カタログの誤植かと思ったが、回ってみると本当だった(笑)。

 燃費がキツイ、小回りがきかない、屋根が重い(笑)。欠点は少なくないが、それらをすべて帳消しにできる魅力がこのクルマにはある。私はやはりジープが大好きだ!

■テリー伊藤 今回のつぶやき

 1941年から続く伝統の重みを感じる。乗る人のライフスタイルをダイレクトに伝えてくれる、いまどき稀有なクルマだ!

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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