バッヂを隠せば、日本車勢は大敗する
ATTO 3のクルマつくりの質の高さは、筆者が中国製品に抱いてきたイメージとは別物だった。そして、バッテリーやシャシーなどのスペックや装備内容を考慮すると、税込450万円の値段はあり得ないほど安い。
あいにく日本市場では、日本人がもつ偏見というバイアスがかかっているため、一般ユーザーへ爆発的に売れることは無いだろうが、それでも、レンタカーや法人リースなどでは拡販されていく可能性は十分にあるのではないだろうか。BYDのクルマは、このATTO 3とコンパクトカーの「ドルフィン」に加えて、より質感高いセダンタイプの「SEAL」が、2024年年央に日本に上陸する。海外市場でBYDと勝負することになる日本車勢にとって、BYDは脅威だ。
(※BYD ATTO3は国からのCEV補助金が昨年度までは85万円だったのが、今年度から35万円に減らされた(このほか自治体からの補助金やエコカー減税あり)。これがATTO3の販売にどう影響するか、注視し続けたい)
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