ダイハツ認証不正のみそぎ済んだ……ついに[全車出荷停止解除]全面再開へ 新型ムーヴは2024年秋頃に発売か

■両側スライドドアの新型ムーヴは2024年秋頃になる

両側スライドドアを採用する新型ムーヴ。G、RS(ターボ)はエアロ仕様。2023年5月頃に配布されていた簡易パンフレットより
両側スライドドアを採用する新型ムーヴ。G、RS(ターボ)はエアロ仕様。2023年5月頃に配布されていた簡易パンフレットより

 2023年7月3日に登場を予定していた新型ムーヴ。しかし、衝突試験の不正問題からフルモデルチェンジが延期されている。今回、全車生産再開することになれば、本格的に再開へ向かうことになる。もちろん、現行モデルの生産販売再開が優先されるが、ある程度の目処が付けば、新型モデルも登場させるだろう。

 ズバリ、新型ムーヴを待つ理由の一つに、後席ドアが従来のヒンジドアから両側スライドドアに切り替わったことだろう。ちなみに両側スライドドアは、スーパーハイトワゴンには当たり前になっている装備で、ワゴンRやムーヴクラスのハイトワゴンには採用されてこなかった。

 ちなみに2021年9月に発売されたワゴンRスマイルは、スライドドアを採用して大ヒット、ということを考えると、ムーヴに両側スライドドア採用は、売るための必殺技に他ならない。

 振り返ると、2023年5月中旬から新型ムーヴの事前案内が始まり、各ディーラーにはパンフレットが配布されていた。当時入手した情報を以下に記しておこう。

 新型ムーヴのラインナップは、これまで標準車とカスタムの2本立てだったが、標準モデルの1本立てとなるものの、標準仕様のLとXに加え、エアロ仕様としてGとターボのRSを用意される。

 グレード体系は、下からL(約129万円)、X(142万円)、G(約163万円)とRS(181万9500円)と全4つのグレードをラインアップ(4WDもあり)。

 全車、新型プラットフォーム、DNGAが採用となり、先進安全装備のスマートアシスト3が標準装備化。さらにメーカーオプションでブラインドスポットモニター(6万8772円)を選ぶことができることになった。

 WLTCモード燃費はNAモデルが22.6km/L、ターボは21.5km/Lとスライドドアで車重が増えているのに現行モデルよりも燃費がアップ!

標準仕様のL、Xグレード。ムーヴシリーズ初のスライドドア採用となる
標準仕様のL、Xグレード。ムーヴシリーズ初のスライドドア採用となる

 インテリアは4.2インチTFTモニターのほか、10インチのナビ(ドラレコセットで約40万円前後)を選ぶこともできる。室内空間は、段差のあった後部座席フロアの中央部分がフラットになったことにより、快適に過ごせるようになった。

●Lグレード=約128万円
LEDヘッドライト、14インチスチールホイール、スマートアシスト、左右分割ロングスライドシート
●Xグレード=約142万円
Lグレードに加え、プッシュスタートスイッチ、左側パワースライドドア
●Gグレード=約163万円
エアロパーツ、14インチアルミホイール、電動パーキングブレーキ、アダプティブドライビングビーム、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、全車速追従機能・停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロール(メーカーオプション)
●RSグレード=約181万円
エアロパーツ、右側パワースライドドア、15インチアルミホイール、全車速追従機能・停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロール、スポーティサスペンション
※ディーラー調べ

 以上の情報は2023年7月の発売を予定していた時のものなので、当然変わる可能性があるので、参考程度に見ていただきだい。新型ムーヴの発売時期は、現在入手している最新情報によれば2024年秋頃と予想している。

 いずれにしても、今回の基準適合検査で、全車種の基準適合が認証され、出荷停止が解除となり、生産再開および販売が再開されるので、誠実、愚直に、本格的な再開に向けて頑張ってほしい。

【画像ギャラリー】両側スライドドア採用で、ワゴンRと全面対決! こんなに凄いぜ新型ムーヴ!(4枚)画像ギャラリー

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