結局車載ナビとスマホナビってどっちがいいん!? いまんとこグーグルマップ内蔵がベストなワケ

結局車載ナビとスマホナビってどっちがいいん!? いまんとこグーグルマップ内蔵がベストなワケ

「カーナビ」と「カーナビアプリ」、どちらが良いのか? という論議がされてそれなり時間が経っている。それぞれ一長一短はあるが、そろそろひとつの結論があっても良いのではないだろうか。それを解決するのがボルボやホンダ アコードなどが採用する「Googleビルトイン」というシステム。それって一体どんなメリットがあるのか?

文:高山正寛 写真:ホンダ/高山正寛

■それぞれのメリット・デメリットがある

12.3インチの縦長ディスプレイを標準装備。上部にはスピードメーターなどのインフォメーションが表示される
12.3インチの縦長ディスプレイを標準装備。上部にはスピードメーターなどのインフォメーションが表示される

 純正/市販を問わずカーナビのメリットは車載器としての耐久性の高さが上げられる。高温多湿、さらに路面などからの振動など極めて厳しい環境下においても安定して動作するのは専用設計ならではと言える。一方で地図データや最新の機能をアップデートさせるスピードはやや遅いのが現状だろう。

 逆にナビアプリの場合、メリット/デメリットがカーナビと逆になる。温度上昇により、最悪の場合、スマホが壊れるケースも少なくないし、一方で地図更新や最新の機能は通信を介して早いタイミングで更新される。

 では、双方を両立させるにはどうすれば良いのか? スマホを守る、という点からは「ディスプレイオーディオ」という選択肢があるが、すでに世の中はその先を走っている。その答えのひとつが「Googleビルトイン」だ。

■そもそもスマホの必要が無い!?

まだまだ対応アプリは少ないが「カーナビタイム」のようにアプリ自体をシステムにインストールすることで利便性は一気に高まる
まだまだ対応アプリは少ないが「カーナビタイム」のようにアプリ自体をシステムにインストールすることで利便性は一気に高まる

 Googleビルトインは通信機器(モジュール)を含めた専用機器を包括して搭載したシステムのこと。簡単に言ってしまえば「スマホの機能をクルマに組み込んだ」オペレーションシステムのことだ。

「そんなのAndroid AutoやCarPlayでも出来るでしょ」という声が聞こえてきそうだが、このシステムはその名の通り、車載上でカーナビは「Googleマップ」、通話/メール/音楽再生は「Googleアシスタント」、そして各種アプリをダウンロードして「Google Play」などGoogleの各種サービスが使える。

 もちろん通話だけはBluetoothを使い自分のスマホと接続する必要があるが、それ以外は車載器側で直接動作できるので運転中にスマホを操作するという問題も解決できる。

■驚きの認識精度

まだまだ対応アプリは少ないが「カーナビタイム」のようにアプリ自体をシステムにインストールすることで利便性は一気に高まる
まだまだ対応アプリは少ないが「カーナビタイム」のようにアプリ自体をシステムにインストールすることで利便性は一気に高まる

 実際使用して感じたのは、まさに「車種専用設計」ならではの音声認識精度の高さやレスポンスだ。「Googleビルトイン」は車種ごとに最適化されていることで、ロードノイズなどの影響も受けにくい。

 実際、このシステムを搭載する「ホンダ・アコード」と「ボルボ・EX30」を試乗して感じたのはレスポンスの良さと走行中でも群を抜く認識精度だった。

 当然のことながら「OK Google」のウェイクワードを発話すればステアリングから手を離すことなく、操作が可能。ナビの目的地(周辺)探索はもちろん、エアコンやオーディオの操作にもしっかり反応してくれた。

 個人的には契約している「Amazon Music Unlimited」をインストールし「Amazon Musicで●●の楽曲をかけて」と発話すればすぐに楽曲再生してくる。これがまたストレスフリーなのだ。

当たり前のことだが、精度が高いことで動作ミスが少ない点はやはり専用設計ならでは、つまり「Googleビルトイン」は前述した双方の“いいとこ取り”したシステムと言える。

次ページは : ■今後に期待、デメリットは車種が少ない点

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

デリカD:5が遂にフルモデルチェンジ! 快進撃続ける三菱が送り出す、ニューモデルの姿に迫る!【ベストカー7月10日号】

デリカD:5が遂にフルモデルチェンジ! 快進撃続ける三菱が送り出す、ニューモデルの姿に迫る!【ベストカー7月10日号】

三菱デリカにニューモデル、現る!? 未来のための新エンジン。AT対MT対決など、今号もクルマ界の隅々まで網羅します