ヴェルファイアの消滅が既定路線!!
アルファード/ヴェルファイアは全店舗併売になった結果どうなっているか?
全国の登録台数を見ると1~7月でアルファードは4万1193台で前年同期比26.8%増と2ケタ台の伸びで好調なのに対してヴェルファイアは2万4121台、同10.2%減と明暗をわけている。
この理由は、「2018年10月25日にマイナーチェンジしたことで、アルファードが押し出しの強い、個性的なフロントマスクを採用したのに対してヴェルファイアは大人しめであまり目立たないデザインにしたのがネックになっている」(トヨタモビリティ東京営業マン)と打ち明ける。
この姉妹車はいずれ統合され、アルファードに1本化されるのが有力になっている。まず2020年初めにマイナーチェンジするわけだが、この時点だとアルファードはかなり大幅な内外装のデザイン変更をしクオリティアップするが、ヴェルファイアは殆ど手を加えず、継続販売されるので以降はさらに明暗の差は加速拡大するに違いない。
車種削減対象は多岐にわたる
2020年5月からはこうしたトヨタ系列店のトヨタブランド車の全店併売が全国規模に拡大される。東京地区と違うのは大部分が地場資本であるから、4系列店が1本化されても販社の統合はなく、複数の法人が継続されるので値引き競争はなくならないどころかむしろ激化することになる。
東京地区でも地場資本の西東京カローラ、トヨタオート東都の地場資本の販社があり、5月から全車扱いになったが、メーカー資本のトヨタモビリティ東京とは別であり、これらとの値引き競争は可能になっている。
今後はアルファード/ヴェルファイア、ヴォクシー/ノア/エスクァイア、タンク/ルーミーなどの乗用車、プロボックス/サクシード、ハイエース/レジアスエースの商用車は順次ひとつのブランドに統合される。
また今年中にマークX、エスティマ、来年以降2025年にかけてプレミオ、アリオン、ポルテ/スペイド、プリウスαなどは車種削減の対象となる。
地場資本の多い地域で統廃合が行われ、競争に負けるような販社はトヨタと決別しホンダ、日産、あるいは輸入車ディーラーに鞍替えするといった事態になることも予想される。
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