ハンドリング 乗り心地 ダウンサイジング 過給エンジン……日本車が越えられないと言われ続けてきた「壁」

【番外コラム】日本車のシートは欧州車より悪い!?

 以前は日本車のシートは欧州車に見劣りした。特に差が付いたのが、バックレストの下側から座面の後方にかけてだ。体重の加わる部分が、欧州車では乗員の体形に沿って入念に作り込まれるが、日本車は支え方が甘い。ズレが生じて着座姿勢も安定しにくく、長距離移動で疲労に差が生じた。

 それがレガシィ、アコード、デュアリスといった海外向けの車種は、この10年ほどの間に座り心地を向上させた。ただし低価格車には今でも差が残る。欧州車は価格の高低を問わずシートで手を抜かないが、日本車はコスト低減の対象になるからだ。(文:渡辺陽一郎)

●越えられたか度:80点

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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