既存モデルのフルモデルチェンジや、まっさらのニューモデルなど、新型車が登場し、クルマ好きの耳目を集めるいっぽうで、ひっそりと役割を終え、姿を消していくクルマもある。今回は、ハイブリッドスポーツやガルウィングスポーツなど個性豊かな絶版車達をご紹介しよう。
※本稿は2024年5月のものです
文:永田恵一/写真:マツダ、トヨタ、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
※本記事の絶版年は基本的に生産終了年としています
■マツダオートザム AZ-1(1代限り・1992~1995年)
ビート、カプチーノとともに平成ABCトリオを構成した軽スポーツカー。ミドシップかつガルウイングドアという普遍性のなさもあり短命に。
■トヨタ MR-S(MR2から数えて3代・1999~2007年)
MR2の後継車となるミドシップオープンスポーツ。この時期にトヨタがスポーツカーから手を引いたこともあり、MR-Sとしては1代限りで絶版、MR2の系譜が途絶えた。
■ホンダ CR-Z(1代限り・2010~2017年)
2代目フィットのプラットホームを使ったハイブリッド専用の3ドアクーペで、CR-Xの再来と話題に。1代限りで終わったが改良が重ねられて進化。
ほかのカテゴリーに比べてスポーツモデルはラインナップ自体が少ないなか、2002年に排ガス規制強化によって多くのモデルが絶版となった。GRスープラのような復活劇が期待される。可能性としてはBEVまたはHEVスポーツとしての復活が有力か。
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