■これこそ大事! 給油に関すること
クルマに少しでも詳しい人なら間違えるはずのない燃料の入れ間違いだが、自身の乗る“軽”自動車に軽油を入れてしまうトラブルはけっこうある。
近年、セルフで給油するスタンドが増えており、2022年3月末の調査では全ガソリンスタンドに占める割合は37.3%。多くは夜間も給油できることから、今や自分のクルマに給油できることはドライバーとして必須項目といえるだろう。
しかし、そもそもガソリンスタンドに書いてある油種は、レギュラー、ハイオク、軽油とあり、自身の乗る軽自動車に「私のは軽だから」と軽油を入れてしまうのもわからないでもない。
また、安価なクルマなので、「最も単価が安いから……」という理由で最も安い燃料である軽油を入れてしまう人、「安全に給油しなければ」と緊張のあまり油種を間違えてしまう人もいるという。
それなのになぜ教習所で燃料の入れ方(入れ方を教えるなら、油種にも言及するはず)を教えないのか?
今やセルフスタンドなんて普通だが、かつては有人スタンドのみだった。そのため教習所で習う教習内容もこの頃のまま……というのがその理由。
教習所で給油の仕方など給油に関することも教えてくれれば、油種、その確認方法や入れ方、燃料残量警告灯のそばの給油マークに付いている三角の矢印マークがなんなのか? などもわかるというのに……。
■ほかにもきちんと教えてほしいこと
運転していると、「習ってないかも……」なことはけっこうある。
例えば
・渋滞時は“ファスナー合流”が推奨されていること
・慣習的に使うパッシングの意味(ありがとう、お先にどうぞ、先に行きたい、前方に異変あり、ハイビームだよ……など)
・慣習的に使うハザードランプの意味(ありがとう、バックします、渋滞最後尾……など)
・慣習的に使うクラクションの長さの意味(ありがとう、青信号になりましたよ、危ない……など)
クラクションは道路交通法第54条で「車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ない時は、この限りでない」とされており、本来は「鳴らさない」が原則。だが、慣習的に使われているのも事実だからだ。
しかし、運転していると「アレって何の意味かな?」と思うこともあるだろうし、「Aの意味」と「Aと真逆の意味」の場合も(地域によっての違いも)あるので、知っておきたいと思う人は多いはず。
安全運転に関することはもちろん、「絶対に覚えておくべきこと」「運転時に知っておくと役に立つこと」なども、教習所でしっかり教えてもらえるとありがたいと思うのだ。
【画像ギャラリー】いくつ覚えてますか? 教習所で習ったこと(11枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方とても良い記事であり、大切な事です。
習ってない事はなく、そもそも講師が全部網羅してなくとも、教科書を隅々まで読み込み覚えるのが、鉄の凶器を運転する最低限の責任です。
それをしてないのは言語道断ですが、人間ですからうっかり忘れることもあります。それを予防していくには、こういった記事が有益です