1989年に誕生し、スバルの代表だった「レガシィ」セダンが2025年春を目途に、アメリカでの生産を終了する事が発表された。日本でも2020年に生産を終了しており、これで完全に姿を消すことになった訳だが同じくセダンタイプのWRXは果たしてどうなってしまうのだろうか。
※本稿は2024年5月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:スバル、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年6月26日号
■スバルのアメリカ法人がレガシィ生産終了を発表
平成元年に登場し、次世代のスバルを強く印象付けた「レガシィ」セダンですが、2025年春を目処に生産が終了するとのことです。長きにわたってスバルの顔であり続けた名車がまた一台、舞台から去っていきます。
■片岡氏のコメント
ゴールデンウィークを前に、スバリストをガッカリさせるニュースが届いた。1989年に誕生し、スバルの代表だったレガシィは2020年に日本でセダン「B4」の生産を終了している。最大のマーケットであるアメリカでは、その後もインディアナ工場で生産を続けていた。
だが、日本と同じように北米もSUVに取って代わられ、セダン人気は一気に落ち込んだ。2023年の販売台数は2万5510台と、スバルの米国販売の4%程度まで落ち込んでいる。この先も販売回復は難しいだろう。そこで2025年春に生産終了することを発表した。
北米ではアウトバックやクロストレックが好調だから、SUV路線を強化するのだ。EVに関してはトヨタの米国工場で生産したEVの供給を受ける。35年の歴史を誇るレガシィ(B4)の消滅は残念だ。が、スポーツセダンのWRXだけは残すと明言した。少しだけホッとしたね。
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