■アルファードの全長×全幅×全高をそっくりそのまま、そのうえで、デザイン力で勝負!!
そして二度と間違ってはいけないのがボディサイズとデザインだ。まず「エルグランド=スポーツミニバン」という考えをバッサリと諦めてほしい。全高は現行アルファード(全高1935mm)よりも高く、視界の高いミニバンに回帰することが、次期型エルグランドが成功するための絶対条件だ。
ハイパーツアラーのアルファード並みの背高ぶりや、余計なキャラクターラインをなくして面を強調したボディサイド、従来よりもウインドウラインを高めた「アルファードスタイル」は、まさにミニバンユーザーが求めるエクステリアデザインだ。「走りのミニバンで一番になる!!」という目標は、エンジニア出身として筆者も大いに理解できるところだが、それではエルグランドがかわいそうだ。アルファードという最高の見本をベースに、全長×全幅×全高、ホイールベースも丸コピしたうえで、セレナなどで評価されているデザインをとりいれ、「売れるエルグランド」をつくり上げてほしい。
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アルファードやヴェルファイアの販売動向、そして海外向けに高額転売されている中古車事情を見ていても、ラグジュアリーミニバン市場は今後も高い需要が見込める。アルファードのベース価格が100万円以上も高額化したとしても、売れ行きは絶好調であることを考えると、次期エルグランドも500~700万円程度に収めれば勝機はあるはずだ。エルグランドユーザーのみならず、アルファードユーザーも心動かされるような新型エルグランドの登場を期待している。
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