月販400台…アテンザ改めマツダ6 改名してもなぜ売れないのか??

訴求されない悲劇!? スバル以上の安全性もマツダ6の真骨頂

写真はアテンザ時代の2018年大幅改良モデル。ワゴンは全長のみ4805mmでセダンに対して若干ボディが短くなっている。この値はアウトバック(4820mm)とも近い

 次にアウトバックとの比較である。

 スバルが掲げるアイサイトは素晴らしいが、マツダ6にも先進の安全性能が装備されている。

 そのなかでも筆者が評価しているのが車線中央維持を支援するレーンキープ・アシスト・システム(LAS)だ。

 通常、他社モデルの同システムは、アダプティブ・クルーズ・コントロール(=先行車追従型のクルコン、ACC)とセットになっていて、2つのシステムは常に同時起動。

 使用して運転中に前方に割り込みがあり、ブレーキを踏んだ場合、システムは両方ともダウンする。

 しかし、マツダ6のLASは、ACCと独立して起動させるシステムとなっているため、ブレーキを踏んだことでACCがダウンしても、LASは運転支援を続けるのだ。

 仮に自動運転がダウンして運転者に(操作を)バトンタッチする場合、その負荷の大きさが問題となることは容易に考えられる。

 もちろん、マツダ6のシステムは自動運転ではないけれども、ドライバーへの負荷を考慮した場合、ドライバーの負担を少なくすることを考えて装備されている。

 また、マツダ6のLASは、ステアリング支援の特性を逸脱回避支援=早い・遅い/ライントレース=早い・遅いなど、ドライバーの好みにセッティングできる。

 このような選択機能をLASに持たせているのは世界広しといえどもマツダだけ。マツダの営業の皆さん、ぜひこうした点をきちんとお客さんに説明してくださいね。

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