あまり台数が走っているでもない、個性的な少数派を好むニッチユーザーは少なくないだろう。しかしこれからは「電動化」の時代、ますます厳しい時代に突入するかも知れない。そこで今回はニッチユーザーが思わず乗りたくなる3ステップを見ていこう。
※本稿は2024年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年7月10日号
■解脱しておかないと地獄が待っているかも?
もちろん断言はできないが、自動運転系EVが主流となる未来においては、構造変化に伴う淘汰を勝ち抜いた少数のメジャーブランドが、市場をほぼ独占してしまう可能性も高い。
そうなると、スバルなどのニッチなブランドを好むというか、メジャーブランドのことがどうしても好きになれないユーザーは、心と身体にダメージを受けながら、未来のクルマに嫌々乗る――という地獄絵図が見えてくる。
そうならないためにも今からメジャーブランドに心と身体を慣らしていき、最終的にはニッチなこだわりからの解脱を果たしておく必要がある。
■ステップ1:メジャーブランドの販売店を訪ねてレベルの高さを知るべし
ニッチブランドのディーラーのアットホームな(?)接客も悪いものではないが、たまにはT社のショールームなどへも行き、そのレベルの高さのようなものを体感しよう。また同時に輸入車のディーラーへも行き、この世には「おしゃれ」という概念があることも学んでおきたい。
■ステップ2:「アル/ヴェル」の買取相場を調べて嫉妬の炎を燃やせ!
「なんだかんだでカネはメジャーなところに集まる」ということを体の芯から理解するため、自分が今乗っているニッチ車と「アル/ヴェル」の買取価格を調べ、比べてみよう。「メジャーなクルマ」への嫉妬と同時に、欲望の炎も燃え盛ってくればしめたものである。
■ステップ3:メジャーメーカーのデキのよいモデルに物は試しで試乗する
お次は「超メジャー車種」に試乗してみる。すると「しょせん×××なんて!」と馬鹿にしていた昨今のメジャー車種は、実は侮れない乗り味であることも多いことに気づき、解脱の扉は近づいてくる。
■それでも解脱不可能ならばあきらめて一生ニッチ車に乗る
多くの場合、ここまでの手順を踏めばおおむねの解脱に至るはずだが、なかにはまったくもって解脱に至らない人も出てくるだろう。もしもそうなったならば最終解脱はあきらめ、ニッチ車と心中するつもりで最後まで生きていこうではないか。それもまた人生であり、悪い話ではない。
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コメント
コメントの使い方こんな煽りの様な内容で、余計に固執する人を生もうとするのはどうかと思いますが、試乗すべきな点は賛成。
日本のメーカーは各社、世界に誇れるガチもんの技術の持ち主たちなので
そこの旗艦モデルや魂入ったスポーツモデルは一通り乗って損は無いし、実車を乗ってないなら批判も毛嫌いもする権利はないと思います