いまさら聞けない? いやまだ間に合うっしょ! アルミ/スチール、鍛造/鋳造ホイールのアレコレ

いまさら聞けない? いやまだ間に合うっしょ! アルミ/スチール、鍛造/鋳造ホイールのアレコレ

 クルマとタイヤを繋ぐ超重要なパーツであるホイール。ある時にはカスタマイズの初めの一歩として、好きなデザインのホイールをクルマへ装着する、なんて取り上げられることもある。そんなホイールだが、実は製法や素材など、様々な種類があるのを読者の皆様はご存じだろうか。知ってるよって方も知らないよって方も、今一度ホイールの基本的な部分をともに見てみよう。

文:西川 昇吾/写真:AdobeStock

■まずは素材の違いから!

これを読めば、一瞬にしてホイールマスター!(Ali@AdobeStock)
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 始めは素材だ。今では「アルミホイール」という単語が耳馴染みある言葉となった。

 アルミホイールはその名の通り、アルミニウムが主な素材となって作られているホイールで、耳馴染みがあるということはそれだけ広く普及していることを表している。

 現在広く普及しているのはそれだけホイールを作る上で都合が良い事が多いからだ。アルミは軽くて、錆びにくいという特徴を持っている。

 メーカーによって細かく異なる部分はあるが、合金元素を添加してアルミニウム合金とすることで強度が高くなる。また、デザイン性にも優れている素材なのだ。

 アルミホイールが普及する前はスチールホイールが多かった。スチールと名のついているように鉄が素材となっている。

 アルミホイールに比べて重たく、デザイン性も高くないが、安価で強度や耐久性を手に入れることが可能となっている。そのため現在でもエントリーモデルの廉価グレードなどで採用されていることも多い。

■え、アルミとスチール以外もあるってマジ!?

限定車「Abarth 595 Scorpioneoro」のホイール。かっこよすぎる….
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 基本的にホイールの素材として多く使われているのはアルミかスチールのどちらかであるが、高性能を求めるがゆえにスーパースポーツモデルやレーシングカーでは高い素材が使われることもある。

 昔からある高いホイールの素材と言えばマグネシウムだ。アルミよりも軽いが生産量が少なくコストが高い。

 また、金属系の素材の中でも酸化が早くて錆びやすいため、表面処理などはアルミよりも手間がかかる。生産面でもコストがかかるし、衝撃そのものに対してはアルミよりは強くない。

 モータースポーツのようにある種ホイールを「消耗品」と考えられる世界ならまだしも、通常に利用する上ではコストに対して得られるメリットと、失うデメリットのバランスが悪いのだ。

 そして最近はカーボンで出来たホイールも登場している。こちらも一番の売りは軽量なことだ。ただ、コチラはマグネシウムよりも加工が難しくコストが大幅にかかる。

 また、登場したばかりなので、自動車用ホイールとしてのノウハウがあまりないことも製造コストがかかる理由と言える。

■鍛造? 鋳造? 違いは製造方法にあった!

好みは人それぞれ! 好きなホイールを装着しよう!
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 ここからはアルミホイールに注目して、その製造方法の種類と特徴を紹介していく。アルミホイールは一般的に鋳造と鍛造に分けられる。

 一般に広く普及しているのは鋳造の方だ。鋳型に溶かしたアルミを入れて固めることにより成形する製法となっている。鍛造はアルミ合金を加熱して圧力をかけて成型する製法だ。

 簡単に両者の違いを述べるとすれば、一度アルミを液体にして形にするのが鋳造で、固体のまま形を作るのが鍛造といったところだろうか。

 鋳造の方がデザインの自由度が高く、コスト的にも安く済む。反対に鍛造は高いが軽量で剛性が高い。より高い性能を求めるのであれば鍛造ホイールの方が良いのだ。

 一口にホイールと言ってもその素材や製法は様々。高いホイールには高いなりの理由があるのだ。

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