自転車の交通違反を交通反則通告制度(いわゆる青切符)の対象とする改正道路交通法が2024年5月17日に成立しました。2年以内に施行されることになります。
自転車への青切符制度導入の背景には、交通死亡重傷事故故全体の減少割合に対し、自転車が関係する事故の減少割合は小さく、交通死亡重傷事故全体に占める自転車が関係する事故の割合が増えつつあるということがあります。また、警察庁によると、2022年に発生した自転車が関係する死亡重傷事故のうち、自転車側に交通違反があった事案は、全体の73.2%にものぼったそう。つまり、自転車の交通違反を減らすことができなければ、交通事故を減らすことは難しく、自転車にも青切符制度を導入することで、自転車の交通違反を減らしていこう、ということで、今回の改正道路交通法成立となりました。
ただ、自転車ユーザーのなかには、交通ルールを学ぶ機会がなく、交通ルールを知らない人もいる可能性があることなどから、「自転車も免許制にすべきでは」という声もあがっています。はたして自転車に免許制度は必要なのか?? 考えてみましょう。
文:エムスリープロダクション/アイキャッチ写真:写真AC_ FreeBackPhoto/写真:Adobe Stock、写真AC
コメント
コメントの使い方交差点で信号待ちしてる目の前を安全確認もせず、速度も落とさず横断歩道を走り抜ける自転車の多いこと。自分の身は自分で守ることを意識しないと、大けがしますよ。痛い目に遭うのはご自身