2位じゃダメなんですか!? 年間販売台数でトップになれなかった[不遇なクルマ]たち

■【2022年&2023年】トヨタ・カローラシリーズでも崩せないヤリスの牙城だが、2024年は…

2位じゃダメなんですか!? 年間販売台数でトップになれなかった[不遇なクルマ]たち
2022年10月にパワートレーンの刷新、最新の安全機能導入、より進化したコネクティッドサービスの提供を柱とする一部改良が行われたカローラ、カローラ ツーリング、カローラ スポーツの3モデル

 1966年の発売以降、トヨタを長年支えてきたカローラ。

 トヨタのモータースポーツ黎明期にWRC初優勝を飾ったTE25カローラや1000湖ラリーを制したカローラレビンなどが活躍した輝かしい歴史はあるものの、カローラのイメージは“近所のオジサンが乗るちょいダサの大衆車”というオールドファンが少なくないこともまた事実。

 しかし! カローラはいまやスタンダードの4セダン、5ドアハッチバックのスポーツ、5ドアワゴンのツーリング、SUVのクロスまで多彩なラインナップを誇る。

 加えて、2022年4月にはレースで勝つために鍛えたクルマを市販化するというモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを実践するべく304psの最高出力と37.7㎏f・mの最大出力を発生する1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載するGRカローラを発表。

 このように、カローラはいまや若者からも人気を集めるトヨタきってのイケメンモデルに大きく様変わりしたのだ。

 加えて、2012年5月のデビュー以来、5ナンバーサイズのボディで販売が継続されている4ドアセダンのカローラアクシオと5ドアワゴンのカローラフィールダーもいまなお健在(2024年7月現在は出荷・販売停止中)。

 それだけにカローラシリーズの累計販売台数はかなりの数にのぼり、乗用車ブランド通称名別販売台数では2022年が13万1548台、2023年が15万4870台という数値を記録している。

 しかし……。それをもってしても崩せないのがヤリスの牙城。2022年が16万8557台で2023年が19万4364台とそれぞれ3万5000台以上の大差をつけられているのが実情だ。

 ちなみに2024年の1月から6月における乗用車ブランド通称名別販売台数では、1位がカローラ(8万5201台)で2位がヤリス(8万1715台)とカローラが若干リード。

 2024年はカローラがこのままNo.1を突っ走るのか? 今後の展開にも注目あれ。

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