【オーバーヒート激減中!!】 それでも起こる事情と注意方法

■オーバーヒートしそう、オーバーヒートしてしまった場合の対処

●オーバーヒートしそうな場合
 この場合が当てはまる、認識できるのは水温計付きで水温計が中央から動き、車齢10年以内のクルマで水漏れなどの目に見えるトラブルがない、という数少ないケースとなるだろう。

 具体的な対処としては、

◆クルマへの負担が減るよう冷房、除湿を切る(ただし、輸入車のなかには暑い時にはエアコンで燃料系を冷やしているクルマもあり、エアコンを切るとエンストにつながるクルマもあり逆効果になることもあるので、ケースバイケースでもある)。

◆ボンネットオープナーを引き、熱気を抜く(ユックリ走れればなおいい)。

◆オーバーヒートが起きる季節は夏場が多いのを考えるとできる場合は少ないかもしれないが、ヒーターを全開にして熱を分散させる。

といったことがある。

ヒーターをかける場合は、風量は外気導入で最大、設定温度はHI(最高温度)にする。窓を開けておくと、熱い風を外に排出できる

●オーバーヒートしてしまった場合
 こちらは、取扱説明書を見るとクルマによって異なることもあるので、まずは取扱説明書を確認してほしい。ちなみにトヨタ86の場合は、

[1] 安全場所にクルマを止め、エアコンを切る
[2] エンジンルームから水蒸気が出ているかを確認する
・出ている場合 → エンジンを止め、水蒸気が出なくなったら注意しながらボンネットを開け、エンジンを再始動する
・出ていない場合 → エンジンをかけたまま、注意してボンネットを開ける

[3] ラジエーター冷却用のファンが作動しているかを確認
・作動している場合 → 水温計が下がったらエンジンを止める
・作動してない場合 → エンジンを止め、救援を呼ぶ

[4] エンジンが充分冷えたら、冷却水の量やラジエーターからなどの冷却水漏れを確認する

[5] 冷却水が足りない場合には、応急的に水道水でいいので補給する

と取扱い説明書に記載されている。

※オーバーヒートの際、ラジエーターは開けると一気に熱湯が吹き出し火傷の原因になることもあるので、絶対に冷えるまで開けないこと!


 いずれにしてもオーバーヒートが起きること自体が不安要素なので、オーバーヒートが起きた後には早急にプロによる確認、対応を早急に行いたい。

 また、もしもトラブルが発生した際は、安全な場所に停めてから確認するように心がけてもらいたい。

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