■ホンダ ヴェゼル e:HEV X(2WD・288万8600円)おすすめ度:★★★★☆
グレード構成は、ハイブリッドのe:HEVが中心だ。e:HEV・Xは、最も安価なグレードだが、衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、フルLEDヘッドランプ、アルミホイールなどを標準装着している。
一番買い得なグレードは、マイチェンで新設されたe:HEV・Xに11万円を上乗せして、ルーフレールや内外装の各種装備が充実するe:HEV・Xハントパッケージだ。しかしベーシックなe:HEV・Xも選ぶ価値は充分にある。
■三菱 エクリプスクロス M(4WD・299万3100円)おすすめ度:★★★☆☆
三菱のSUVは、アウトランダーPHEVが主力だが、ボディの少しコンパクトなエクリプスクロスも用意される。しかもアウトランダーに設定されない直列4気筒1.5Lターボも用意され、Mなら4WDでも価格は300万円以下だ。
ただし最も安価なグレードだから、ヘッドランプがハロゲンになり、後側方車両検知警報も装着されない。できればこれらが備わるGを選びたいが、300万円以下の価格を重視するなら選ぶ価値はある。
■マツダ CX-30 20Sブラックトーンエディション(299万900円)おすすめ度:★★★★★
お買い得グレードは、2Lガソリンを搭載する20Sブラックトーンエディションだ。マツダのSUVではクリーンディーゼルターボが本命だが、CX-30のディーゼルは1.8Lなのに、価格が2Lガソリンに比べて約28万円高い。
車格が上のCX-5では、ディーゼルの排気量が2.2Lに拡大されながら、2Lガソリンとの価格差は31万9000円だ。CX-30の1.8Lディーゼルは相対的に割高で、ガソリンが買い得になる。
■スバル クロストレック ツーリング(4WD・288万2000円)おすすめ度:★★★★★
駆動方式は4WDを選ぶ。最低地上高が200mmのボディを有効活用できるのは4WDで、価格も割安になるためだ。
4WDの価格は2WDよりも22万円高いが、ヘッドランプウォッシャーなども標準装着され、4WDの正味価格は18万円だから推奨できる。
グレードはツーリング。リミテッドには前席の電動調節機能も採用されるが、ユーザーによりニーズが異なるため、ツーリングに必要な装備をオプションで加えると割安となる。
【200万円を切るSUV】トヨタ ヤリスクロスX(ガソリン車・2WD)はおすすめか?
ヤリスクロスに1.5L、直列3気筒のノーマルガソリンエンジンを搭載するXの2WDは、200万円を切る190万7000円に価格を設定して求めやすいように感じる。
しかし、ヘッドランプはハロゲン専用になってLEDはオプションでも装着できない。後方の並走車両を検知するブラインドスポットモニターも付けられない。
ディスプレイオーディオは、ほかのグレードには標準装着されるのに、Xだけはオプション設定だ。
スピーカーもほかのグレードは6個だが、Xは2個になる。この点を踏まえると、約24万円高くなるが215万円のGを推奨したい。
【画像ギャラリー】おすすめ度を5段階評価!! 300万円台メインのクルマの300万円以下グレードは買い得なのか!?(27枚)画像ギャラリー
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