■2代目S130を最下位とした理由は何ですか?:片岡英明
フェアレディZは、スカイライン以上に粒ぞろいだから順位をつけるのが難しい。初代のS30は内外で爆発的に売れ、印象も強烈だった。バトンを託された2代目のフェアレディZは、キープコンセプトの保守的なZと見られてしまい、評価が辛くなっている。
排ガス対策に苦労し、ドライバビリティを損なったことも評価を下げた。他のZと比べて最下位としたが、41万台の生産台数を記録し、ターボ車やTバールーフも設定するなど、失敗作ではない。パワステや快適装備も加わったから、ファン層も広がっている。
【画像ギャラリー】まあ……そうなりますよね!? 日産 フェアレディZ歴代モデルランキング(32枚)画像ギャラリー■意外と高い評価!? Z33を3位にした理由:岡本幸一郎
Z33は歴代Zのなかでもプチ中興の祖だと思う。Z32が生産終了となって、このままZがなくなってしまうかもしれないという空気の漂っていたなかで、しばしのインターバルを経て登場したZ33は、見事にファンの期待に応えていた。
往年のモチーフを上手く盛り込んだデザインもよかったし、洗練度はともあれ、内容のわりに価格が安かったこともあって、けっこう売れたという事実もある。
Zの長い歴史のなかでも、存在意義の大きさや重要度でいうと、やっぱり3番目かなと思う。
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