いま日本で一番高いクルマって…どれ?? 2000万円超は当たり前! 国産高額車トップ7

4位 レクサス LM 500h EXECUTIVE(4人乗り) 税込2000万円

 レクサスのフラグシップミニバンである「LM」。「ラグジュアリームーバー」という意味をもつ名が示すとおり、ショーファードリブンとして究極の移動体を目指したモデルです。2023年末に国内販売されたLMは4座仕様のみでしたが、2024年5月には6座仕様も追加され、価格帯は、税込1500~2000万円。このうち、4座仕様の「LM500hエグゼクティブAWD」がもっとも高額なグレードです。

 後席に座るVIPに上質な乗り心地をもたらすため、骨格を強固に接合する技術や、補強ブレースによってボディを高剛性化。4座使用にはさらに、リアクオーターブレースも追加されており、雑味の取れたすっきりとした走りを実現しています。LMは、アルファードやヴェルファイアとは次元の異なる、最上級の移動体といえるでしょう。

LMのボディサイズは、全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mmと、堂々たる佇まいだ。ちなみにアルファードよりも130mm長く、40mm幅広く、20mm背が高い
LMのボディサイズは、全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mmと、堂々たる佇まいだ。ちなみにアルファードよりも130mm長く、40mm幅広く、20mm背が高い

3位 トヨタ センチュリー(セダン) (税込2008万円)

 トヨタのフラグシップである「センチュリー」。日本が誇るショーファーカーでもあるセンチュリー(セダン)の現行モデルは、2018年6月に、21年ぶりに刷新された通算3代目となるモデル。全長5300mmを超える立派なセダンスタイルをもち、車両本体価格は税込2008万円です。

 インテリアは、上質な肌触りのウールで織り上げた、ジャガードモケットのウールファブリック仕様を標準とし、傷のない部分を厳選して柔らかく仕立てた本革仕様もメーカーオプションで設定。クッションにはコイルばねを入れたことで、高級ソファの座り心地を再現しており、VIPをもてなす最上級の後席空間がつくりあげられています。

全長5.3mの立派な体躯は、一目でセンチュリー(セダン)と分かる、昔ながらのスタイリングを踏襲した。ショーファーカーにふさわしく、品格と華やかさがある究極のセダン
全長5.3mの立派な体躯は、一目でセンチュリー(セダン)と分かる、昔ながらのスタイリングを踏襲した。ショーファーカーにふさわしく、品格と華やかさがある究極のセダン

2位 トヨタ センチュリー (税込2500万円)

 そのセダンのセンチュリーを超える価格なのが、2023年9月に、センチュリーシリーズに新たに追加されたセンチュリー。全長5205mm、全幅1990mもある巨大な箱型をしたボディを持ち、見た目はSUVのような力強いスタイリングですが、トヨタはSUVと表現しておらず、あくまでも「ショーファードリブンの新しい形」としての提案とのこと。車両本体価格は税込2500万円です。

 トヨタは従来型をセンチュリー(セダンタイプ)とよび、SUVのようなスタイルをもつほうを「センチュリー」とするなど、セダンのほうを派生モデルのように表現しています。それほど新型センチュリーへ力を入れているということなのでしょう。ベントレー「ベンティガ」やロールスロイス「カリナン」など、世界の超高級SUVモデルにも似たデザインには、洗練された優雅さが漂っています。いたるところに和の心意気も取り込まれており、ジャパニーズショーファードリブンの極みといえるモデルです。

こちらのセンチュリーは、3.5リッターV6エンジン+モーターのプラグインハイブリッドシステムを搭載したPHEVだ。なお駆動方式はAWD、乗車定員は4名となる
こちらのセンチュリーは、3.5リッターV6エンジン+モーターのプラグインハイブリッドシステムを搭載したPHEVだ。なお駆動方式はAWD、乗車定員は4名となる

1位 日産GT-R NISMO スペシャルエディション(税込3061.3万円)

 そして、現在ラインアップされている最高額のモデルが、日産「GT-R NISMO」です。究極のドライビングプレジャーを追求し続けるGT-Rは、モデルイヤーごとに深化を続けており、最新型は2024年3月に発表となった2025モデル。価格帯は標準のGT-Rが税込1444~2289万円、GT-R NISMOが税込3008~3061万円。最高額はGT-R NISMOスペシャルエディションの3061万3000円です。

 2025モデルのGT-R NISMOは、GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮するため、空力性能、サスチューニング、フロントメカニカルLSD追加などによって、コーナリング性能を向上させているほか、専用RECARO製カーボンバックバケットシートも刷新し、ドライバーと車両との一体感や快適性の向上も図られています。スペシャルエディションではさらに、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度に重量バランスをとったエンジン部品を使用しており、レーシングカー並みの品質確保がなされています。

 部品供給の見通しが立たなくなったとして、2025年8月に生産終了することが明らかとなっているGT-R。大変残念なことではありますが、2007年から17年に渡ってつくり続けられたGT-Rは、今後もクルマファンの憧れあり続けることでしょう。

スペシャルエディションでは、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度に重量バランスをとったエンジン部品を使用しており、レーシングカー並みの品質確保がなされている
スペシャルエディションでは、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度に重量バランスをとったエンジン部品を使用しており、レーシングカー並みの品質確保がなされている

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 国産の高額モデルとしては、過去には、3750万円のレクサスLFAや、2794万円の2代目NSX Type Sもありました。我々に夢をみさせてくれるこうした高額車は、本物を手に入れることはできなくても、話題に触れるだけでテンションが上がるもの。日産GT-R が生産終了となれば、現時点では、トヨタセンチュリーが国産車でもっとも高額となりますが、はたして今後これらを超える価格のクルマが登場するのか!?? 今後も非常に楽しみです。

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