■FRマークX最後の集大成? トヨタ マークX
キープコンセプトで登場した現行マークXは飛び抜けた部分こそないものの、全体的な完成度やコストパフォーマンスが高く評価され、それなりに堅調な売れゆきをキープ。しかし昨今セダンへの需要や注目が低くなっていることもあり、存在感をキープする意味も含めたビッグマイナーチェンジだったのか。
スタイリング面では横長になったグリル、グリルとバンパー開口部を利用してXの形をイメージしたバンパー形状、ボリュームを増したリア回りの採用とかなりの激変ぶりだった。
機能面においてはスポット溶接箇所を増したことによるボディ剛性の向上、プレミアムへの路面や走行状況に合わせて動きを変化させ、乗り心地とハンドリングを同時に向上するFADダンバーの採用、スポーツコンバージョン車である“G’s”の追加などが行なわれた。
ビッグマイナーチェンジの効果には、乗り心地が「よくなった」、「悪くなった」という両方の評価があり、微妙なところ。販売状況もそれほど変わっていないようで、内容ほどの成果は挙げられていないようだ。
●激変度:140
■メジャーチェンジで魅力倍増! レクサスLS
モデルサイクルの長期化により全体的に薄れた新鮮さを維持するため、メジャーチェンジと呼ばれるビッグマイナーチェンジを実施。
内容はスピンドルグリルの採用、ダッシュボードの形状変更を筆頭に、機能面も広範囲に渡って改良を受けた。
完成度は大幅に高まり、初期型の買い替え時期に合致したこともあるのか、改良後モデルを街で見る機会も多くなった。
●激変度:150
(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
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