起死回生? それとも……ベンツ Eクラス リーフ MPV レジェンド……名車たちのビッグマイチェン【10年前の再録記事プレイバック】

■戦闘力も一気に向上! スバル 2代目インプレッサ

2代目インプレッサ(2000年8月登場)
2代目インプレッサ(2000年8月登場)
2代目インプレッサ。等長等爆エキゾーストも採用
2代目インプレッサ。等長等爆エキゾーストも採用
2代目インプレッサ(2002年11月改良)。最終的にタカの目になった
2代目インプレッサ(2002年11月改良)。最終的にタカの目になった

 2代目インプレッサの初期型はフロントマスクの好みが分かれたことや、最大にして唯一のライバルであるランエボに対し速さが劣っていたこともあり、販売に苦戦。

 その状況を打破すべく大幅な改良を受けた。改良では涙目と呼ばれるフロントマスクへの変更を代表に、WRX STIではトルク向上など多くの改良を実施。結果、商品力と戦闘力を大幅に向上し、販売実績も大幅に回復。

 成功したマイナーチェンジの代表例となっている。

●激変度:130

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■マイチェンで延命成功 日産 2代目プレーリー

2代目プレーリー(1988年9月登場)
2代目プレーリー(1988年9月登場)
2代目プレーリー(1995年8月マイナーチェンジ)。車名がプレーリージョイに変更。リアのオーバーハングまで延長!
2代目プレーリー(1995年8月マイナーチェンジ)。車名がプレーリージョイに変更。リアのオーバーハングまで延長!

 ミニバンの先駆車ながら、販売はパッとしなかったプレーリー。しかし、モデルサイクル後半にミニバンブームがきたこともあり、勝負をかけるべくビッグマイナーチェンジを実施。

 丸みを帯びたスタイルから角張ったスタイルへの変更、CA型からSR型へのエンジン換装などが行なわれた。スタイルに関しては改悪という評価も聞かれたが、ブームに乗ったこともあり販売は劇的に上向き、当時低迷期だった日産にとっては成功したマイナーチェンジだった。

●激変度:140

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■厳つい顔で販売回復 日産 6代目シルビア

6代目シルビア(1993年10月登場)
6代目シルビア(1993年10月登場)
6代目シルビア(1996年6月マイナーチェンジ)。ポテンシャルは両車ほぼ同等
6代目シルビア(1996年6月マイナーチェンジ)。ポテンシャルは両車ほぼ同等

 大ヒットした5代目シルビアに対し、6代目シルビアはクルマの質は向上したものの、3ナンバー化や大人し過ぎるスタイルが原因で販売は低迷。

 テコ入れのため実施されたマイナーチェンジでは、「ツリ目」と呼ばれるちょっと怖めの顔へ変更。

 スタイルに対し機能面の変更は若干のサスペンションセッティング程度と少なかったが、走り屋からの評価は上がり販売も上向きに。投資分の効果はあったマイナーチェンジであったことは間違いない。

●激変度:130

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■改良はし続けたんだけど…… ホンダ 4代目レジェンド

4代目レジェンド(2004年10月登場)
4代目レジェンド(2004年10月登場)
4代目レジェンド(2008年9月マイナーチェンジ)。見た目はバランスが崩れた感も
4代目レジェンド(2008年9月マイナーチェンジ)。見た目はバランスが崩れた感も

 伝統的にホンダ車は高価格帯の販売力が弱いこともあり、4代目レジェンドも販売は低迷。

 しかし、ホンダはフラッグシップに対する意地を見せ、ビッグマイナーチェンジを実施した。主な内容は高級車に見えなかったスタイルをグリルなどの変更で押し出しのあるものにしたほか、3.5Lから3.7Lへの排気量アップなどを実施。

 残念ながら販売台数に変化は見られなかったが、この後もATを6速化するなど、ホンダがみせた根性は記憶に留めておきたい!

■激変度:130

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■マイチェンで生まれ変わった! マツダ 2代目MPV

2代目MPV(1999年6月登場)
2代目MPV(1999年6月登場)
2代目MPV(2002年4月ビッグマイナーチェンジ)。スタイルよりも中身が激変
2代目MPV(2002年4月ビッグマイナーチェンジ)。スタイルよりも中身が激変

 2代目MPVはマツダの低迷期の開発だったこともあり、消化不良のまま登場した感が否めなかった。

 しかし、マツダが反撃体制に入るとビッグマイナーチェンジを実施。内容はスタイルに加え、4気筒エンジンのフォード製からマツダ製MZRへの換装、ボディ剛性向上などほぼ全域に渡り、目が覚めるようにシャープに走るミニバンに変身!

 販売は大幅値引きも武器に激増し、後に「マツダ復活の前奏曲」と呼ばれるほど成功。

●激変度:130

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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