■いいクルマだからこそ日本導入を切望!
実は筆者、ヤリスGRスポーツに試乗した事がある(2023年に改良される前のモデル)。その印象は、ノーマルのヤリスに対してダイレクト感と俊敏な応答性、さらには無駄な姿勢変化を抑えた直感ハンドリングにビックリ。
これはGRヤリスの1.5L+CVT仕様のFFモデル「RS」とよく似ているが、より軽快なクルマの動き、フリクションの少ない足さばきの良さ、アクセルで姿勢がコントロールできる自在性(もちろんスタビリティはシッカリ確保)など、FFスポーツハッチの旨味である“ワクワク”と最新モデルらしい“安心”をバランスよく両立した絶妙なセットである。
それだけでなく、滑らかな操舵フィールから繋がるコーナリングの一連の様から感じられる動的質感の高さ、路面の入力をまるく収める快適性の高さも備えられおり、まさに「スポーツプレミアム」と呼びたくなる走りに仕上がっているのだ。
ただ、残念ながらヤリスGRスポーツは現時点では日本導入計画はない。トヨタとしては「日本市場にはアクアGRスポーツがある」と言う判断、さらに生産が日本ではない(フランス工場)と言った理由があるが、ヤリスGRスポーツのご先祖のヴィッツG’s、GR/GRスポーツの保有台数は現在も多く、彼らは直系の後継モデルを待っているのも事実である。
トヨタは「お客様(=ユーザー)に寄り添う」が身上だが、それはGRも変わらないと思う。いいクルマだからこそ、日本のユーザーにも味わってほしいと願っている。
【画像ギャラリー】絶対日本に入れてくれ! ヤリスGRスポーツの外観からアップまで大量画像でチェック!(50枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方日本で売られないのは3ナンバーボディがあまりに需要薄いから。
ヤリスの信条は軽量で小回りがきいて速い。
その使い勝手がスポイルされたらサーキットでしか役には立たないクルマになる。
あっという間にポルシェに並び評される程になってニュルを席巻しているGRヤリスが、世界一買いやすくて
物価比価格も一番低い日本で、ノーマルヤリスのRS版を羨ましがるなんて、他国ファンから殴られますよ