■見えない顧客とのやり取りに疲弊することも
こうした現状に対し、購入者側の私たちできることは、「連絡は〇〇で」とはっきり伝えること。アンケートなどに書けるのであれば、一言「今後の連絡はメールでお願いします」などと書き添えておくと、営業マンに対しても親切だ。
逆に電話が欲しい時には、「電話してね」などと一言加えておくといいだろう。連絡手段にやきもきするよりも、自分に都合のいい方法を提示する方が、よほど建設的である。
非常に便利で、今後は電話よりもメインの連絡手段として使われる可能性が高いメールやSNSの類だが、営業マンを苦しめそうな懸念点もある。それは、連絡している様子が見えにくいことだ。
さらに言えば、どこでも連絡できてしまうことも問題になっている。
昨今は、顧客からのメールやLINEでの要望に、24時間対応しているような営業マンも見かける状況。会社から支給される携帯電話には、LINEを入れるのが禁止されていて、顧客とのLINEを介したやり取りをプライベート用のスマホで行う営業マンも珍しくない。
これには、公私の区別がしっかりとできるように、会社側が問題を感じて、対応策に動く必要があると筆者は考える。
時代に即した営業活動の変化を見出し、変化によっておこる新たな弊害に対応する、これが、21世紀に必要な自動車販売業の姿であろう。電話とメール、営業マンからもらうなら、あなたはどっち派ですか。
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