トヨタの伝統的なセダン「クラウン」がフルモデルチェンジをして早2年。売上は順調のようで、新型登場前である2021年は21,411台だった販売台数が、2023年はシリーズ合計で43,029台と倍以上。これには、新車効果などの要因もあるだろうが、クロスオーバー含む4つのバリエーションとしたことも功を奏しているのだろう。
一方、日産の伝統的なセダン「スカイライン」はというと、2023年は1年間でたった2,000台程度。スカイラインにもかつては「クロスオーバー」があったのだが、こちらはクラウンと違い、受け入れられることがなく、1世代でモデル廃止となってしまった。廃止となった背景には、さまざまな要因があるだろうが、クラウンクロスオーバーが成功しているいまなら、成功できるのではないだろうか。
文:吉川賢一/写真:NISSAN、INFINITI、TOYOTA
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コメント
コメントの使い方スカイラインクロスオーバーが販売的に失敗した最大の理由は、当時は300万円程度のモデルという印象が強かった「スカイライン」という名前が悪さをしたことだと思います。
インフィニティEX37という車名で日産ディーラーが販売すれば、ハリアーより格上のイメージで、そこそこのヒットをしたと思います。
現在は、QX50を販売すべきかと思います。