■3代目フィットLPL(開発責任者)小西真氏直撃 フィット最大の「ウリ」は?
──重圧はありましたか?
【小西真氏(以下、小西)】まったくなかったんですよ。フィットの開発責任者というのはよく交代するので、僕も一時的なものかな、なんて思ってたこともあり気楽でした。そしたら最後までやることになっちゃって。
──特に「ここを見てほしい」というウリはどこですか?
【小西】全部ですけど(笑)、特にというなら「燃費スペシャル仕様ではないのに、世界一の燃費数値を出した」というところですね。買い物にも送り迎えにも旅行にも、普通に使えてナンバーワンの数値を出せたということが嬉しいですし、ぜひそこを体験してほしいです。
──先代はキープコンセプトでしたが、3代目はデザインが大きく変わりました。
【小西】変わってるように見えますか? 特に「先代から変えよう」と意識したわけではなくて、一番いいものを選んだらこれになりました。上層部で別のデザイン案を選んだ方もいましたが、最終的にはこれで納得してもらったし、いいものに仕上がったと思ってます。いいデザインでしょ?
──燃費ナンバーワン獲得のプレッシャーは大きかった?
【小西】そりゃもうね、全世界、全クラスで一番を獲れと言われたわけですから、これはなかなか凄い仕事だなと思いました。いろんな人にも苦労をかけましたし(笑)。ただ、ある程度まとまった開発費を渡されて「これで世界一を獲れ」と言われる開発の仕事なんてそうそう経験できることではありませんから、そういう意味では幸せでした。
(ここで本田技術研究所で四輪開発部門トップの野中俊彦副社長が乱入)
【野中氏】小西にはだいぶ苦労をかけました。お金(開発費)も本当はもっと渡せればよかったんだけど、ウチは大学の研究室じゃないんだからね。決められた金額内で作って、しかも儲かるようにしないと、お客さんにより多くの負担をかけてしまう。そういう意味でも小西はいい仕事をしてくれて、そのおかげでお客さんにいい値段でお渡しできることになっています。
(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
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