■【勝負3】先進安全装備の対決
先進安全装備、運転支援機能はなくてはならないもの。N-BOXのホンダセンシングvsタントのスマートアシストを比べる。
●運転支援機能の違いは?
タントの運転支援機能は、ターボエンジン搭載車だけにオプション設定される。アダプティブクルーズコントロールは全車速追従型だが、パーキングブレーキが足踏み式だから、デイズ&eKシリーズやN-WGNと違って長時間の連続停車はできない。2秒後には再発進する。一方、N-BOXは全車速追従型ではなく、追従速度が25㎞/h以下になると制御がキャンセルされる
■「どちらを選ぶ?」渡辺陽一郎の結論
N-BOXは乗り心地が快適でノイズも小さいが、後席の座り心地は柔軟性が乏しい。シートはタントが快適だ。
またN-BOXは車内が広いが、ワイドに開くスライドドアや車内の移動性など、使い勝手がいいのはタントだ。動力性能は街中ではタントが少し力強く、登り坂などでエンジン回転を高めると、N-BOXに余裕を感じる。
このようにタントとN-BOXは一長一短だ。用途に応じて選びたい。
タントは、乗降性と車内の移動性に配慮したので、高齢者や幼い子どものいる世帯に適する。左側のワイドな開口幅により、高齢者が体を捩らずに車内へ入り後席に座れる。
対するN-BOXは、単純に広い室内が魅力だ。後席を畳んでアウトドアライフのベースにするような使い方にも適する。運転感覚は少し鈍いが、乗り心地が快適で内装も上質だから、高速道路の移動にも適する。
NAエンジンのホンダセンシングにも運転支援機能が備わり、高速道路の快適性をさらに高めた。N-BOXはセダン的な価値観で仕上げている。
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