アルファード VSグランエース徹底試乗比較!! 禁断の同門ガチバトル


■清水草一のアルファードインプレッション

 アルファードは傑作だ。何が傑作かって、なんといってもデザインが傑作! 進撃の巨人のごときフロントマスクは、従来の常識を木っ端微塵に打ち砕き、箱型フォルムにもかかわらず、サイドもリアも立体的な曲面を持っている。

 ただ、このクルマの乗り味や快適性については、そんなに高いとは思っておりません。装備は凄いし、シートもゴージャスだけど、何よりも乗り心地がいまひとつだ。

いまいち評価の高くない3列目シートだが、身長170cm程度の男性で、移動距離がさほど長くなければ充分快適に座れる

 その原因はボディ剛性の低さにある。両側スライドドアミニバン特有の弱点で、ねじりに弱い。なかでもアルファードは、デカいぶんかどうかわからないが、最も強くねじれを感じる。

 フツーに走ってても、いつもボディがよじれながら走ってる。そのよじれをサスが制御しきれてないので、乗員にも微妙に不快な振動として伝わってしまう。2列目に乗せてもらっても、あまり満足できません!

エグゼクティブラウンジ最大の長所である2列目シート。プレミアムナッパレザーのシートはサイズも大きく、快適

 じゃ運転してどうかというと、常に出足のトルクの弱さを感じる。2トンを超える巨体だけに、2.5Lのハイブリッドでも、3.5LのV6ガソリンでも力不足。線が細い印象になってしまう。

 よって運転しても同乗しても、私はそれほど快適には感じない。見てるのが一番いい。いや、あまりルームミラーに大映しになってほしくもないけど。

システム出力=197psを発生する2.5Lハイブリッド。出力自体は充分だが、加速時には車体の重さを感じるシーンも

■後攻 グランエース Premium(6人乗りモデル)

5m超えの超大型ボディを持つグランエースながら、その走りは2.8トンという重量を感じさせない。1.5BOXならではの独特な走りがおもしろい

 昨年(2019年)12月デビューのトヨタミニバンで最大のボディを誇るハイエースベースのモデル。3列と4列シート車を設定。価格は620万~650万円。

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