新型リーフNISMO発売!! これぞEVスポーツ!!  新感覚の走りと実力とは!?

■リーフNISMOは「唯一無二の国産EVスポーツカー」だ

リーフよりも優れたアクセルレスポンスと加速性能を与えられたリーフNISMO。2020年モデルではブレーキ性能を向上。トラクションコントロールのセッティングもよりスポーティになった

 リーフNISMO 20MYの車両本体価格は税込429万4400円、ベースになるリーフ X(税込381万9200円)に対し、約50万円高いという価格設定だ。

 おすすめオプションとなるRECARO社製専用シートを加えると税込466万6400円にもなる。しかし、その価格に見合う価値は見出せる、と筆者は断言する。

 リーフNISMOは、一般道のワインディングでも十分楽しめるが、もっと楽しむためには、限界に近い速度で走ることができる場が欲しくなる。

モーターの出力に変更はないが、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)やIDM(インテリジェントトレースコントロール)のセッティングを変更しより楽しい走りを実現

 そこで、恐れ多くも、NISMO CARSのCVE(チーフビークルエンジニア)長谷川氏へ質問をしてみた。

「リーフNISMOの走りをサーキットで楽しめるよう、購入してくれたお客様には、走行会の体験チケットなどを配るのはどうでしょうか」。

 長谷川氏は、ニコリとした後、こう回答してくれた。

「NISMOでは、これからサーキットデビューをしたいというユーザーのため、有料のドライビングアカデミーを開催している。もちろんリーフNISMOも対象車種であり、同一車種で走ることができる場も用意していく」

2020年モデルでは、ホイールの開口面積を小さくすることで、ホイール表面を流れる空気の抵抗を軽減した

 2020年後半、日産からは多くの新型車が登場する予定だ。そうした新型車にも、続々とNISMOバージョンを出す計画だという。

「e-4ORCEのアリアNISMOは出ますか?」の質問に対しては、「ノーコメント」だったが、どことなく「なくはない」という雰囲気を出していたのは見逃さなかった。

 EVスポーツの先陣を切ったリーフNISMOは、「唯一無二の国産EVスポーツカー」だ。ロングツーリングやワインディング、サーキット走行と、ぜひお楽しみいただきたい一台だ。

2020年7月15日に発表した新世代クロスオーバーEVの日産アリア。果たしてNISMOバージョンは登場するか?
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日産リーフNISMO主要緒元

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