2019年12月16日、日産の電気自動車リーフのマイナーチェンジが発表された。発売は翌2020年2月からとなる。
NISMOの設定や「e+」の発売など、追加モデル等の設定が切れ間なく発表されてきたため意外にも思えるが、今回のマイナーチェンジが2代目リーフにとって初のマイナーチェンジとなる。
日産をして「『ニッサン インテリジェント モビリティ』の象徴として更なる進化を遂げた」とする今回のマイナーチェンジ。その中身をご紹介したい。
■2代目発表以降のリーフの変遷
・2017年9月6日……2代目にフルモデルチェンジ。10月2日発売。
・2018年6月1日……国内累計販売10万台突破を記念した特別仕様車「X10万台記念車」を発売。
・2018年7月19日……「NISMO」発表。7月31日発売。
・2019年1月9日……「リーフe+」発表。1月23日発売。
・2019年5月23日……「AUTECH」発表。6月21日発売。
・2019年7月25日……特別仕様車「X Vセレクション」発売。
・2019年12月16日……「AUTECH」と併せてのマイナーチェンジ発表。2020年2月発売。
・2020年1月16日……「AUTECH」に「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」設定が発表。2020年2月発売。
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※本稿は2019年12月のものです
文:ベストカー編集部/写真:NISSAN
初出:『ベストカー』 2020年1月26日号
■日産リーフ マイナーチェンジのポイント
まずはざっくりとではあるが、今回のマイナーチェンジのポイントを以下にまとめてみよう。
・プロパイロットの制御が進化。下り坂での速度維持やよりスムーズな減速制御の実現
・プロパイロットパーキングの制御を最適化させ、前向き駐車の時間を約20%短縮
・斜め後方の車両接近を関知する「インテリジェントBSI」を新採用
・「ドアtoドアナビ」に目的地に合わせた途中の充電プランを提示する機能を追加
■プロパイロット等ドライバーの快適と安全をサポートする機能がより充実
今回、エクステリアの変更はいっさいなく、主に「機能」の充実がそのポイントとなっている。
特筆すべきは「プロパイロット」の進化。
「2.0」の採用ではないものの、例えば下り坂を走行する際の速度維持の高精度化や、減速を必要とする状況でのブレーキ介入のスムーズさなどの精度が向上。また、ワイパー作動時のシステム動作範囲拡大も実現した。
「プロパイロットパーキング」も、制御を高精度化して切り返し時の待ち時間を短縮、据え切りの減少することで、前向き駐車時の時間を約20%短縮した。
コネクトサービスでは目的地に合わせて途中の充電プランを提示する機能を追加したのは嬉しいサービスだ。
ドライバーインターフェイス面では地デジ内蔵のナビシステムをSグレード以外に標準装備するなど充実を図った。
ボディカラーはこの記事の冒頭でも使用した「ビビッドブルー」など新色を設定している。
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