ハイラックス試乗!! 復活は「ミニバン一辺倒」からの脱却

最新車にない「バリバリのトラック感覚」と「質実剛健さ」

ラダーフレーム構造を持つ本格派ゆえ、高級SUVの比ではないオフロード走行能力を誇る
ラダーフレーム構造を持つ本格派ゆえ、高級SUVの比ではないオフロード走行能力を誇る

 帰ってきたハイラックスだが、あらためて日本で実車に対面してみると、昔のハイラックスよりひと回り以上デカイ。

 現行ハイラックスは2015年デビューの8代目だが、全長は5335mm、全幅は1855mm、ホイールベースも3mを超える。最低地上高は215mmもあるから、コックピットに乗り込むにも「ヨイショ!」という感じ。のっけからばりばりのトラック感覚に圧倒される。

 走りっぷりとしては、2.4Lディーゼルターボの40kgmを超えるトルクが、2トン強のボディを余裕で走らせるが、なにぶんパートタイム4WD、ハイ/ロー切り替えトランスファーと、駆動系が質実剛健そのもの。

 乗り心地も含めて、いまどき珍しくとことん男っぽいのだ。バイクでいえばハーレーみたいなもので、趣味で乗るユーザーにしかお薦めはできないけれど、久々に刺激的な車が帰ってきた。草食化した都会の男には、ちょっと手に余るかな?

後席はご覧のような広さ。豪華さより実用指向、機能性重視といった室内だ
後席はご覧のような広さ。豪華さより実用指向、機能性重視といった室内だ
荷室部分に取り付けられるキャノピー(38万8800円)は、TRDから12月にも発売予定だ
荷室部分に取り付けられるキャノピー(38万8800円)は、TRDから12月にも発売予定だ

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