これが最後!? 純ガソリンFF最速ホットハッチ「メガーヌR.S.」の魅力と今後


シビックタイプRの上をいく乗り心地の良さ

 そこで比べてしまうのがシビックタイプR。同じ運命にあるよなー、と。何が違うかって乗り心地。タイプRも電子制御可変ダンパーで乗り心地良くなったけれど、メガーヌR.S.はその上をいきます。

 サスペンションのムービング初期、この手のスポーツとしてはすんごいソフト。メガーヌR.S.は電子制御可変ダンパーではありません。HCC(ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)という、バンプラバーを使わずセカンダリーの3センチほどのストロークを持つダンパーを内蔵。これラリーからのフィードバック。カヤバ製だとか。

メガーヌR.S.にはHCC(ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)というダンパーが4輪全てに搭載されている。それにより。様々な路面でも心地よいドライブを実現。

 これが実に上手いセッティングで、初期フリクションのない(実際はあるに決まってるけどそう感じさせる)ストローク感は一瞬。そこからしっかりとダンピングしてスムーズに「もうこれ以上はダメよ」と教えてくれる感じ。

 ストレスないんですよ。「これ以上ダメよ」ゾーンにいっても、4輪のグリップ感はバツグン! 要するにこれは4コントロール(後輪操舵)のおかげだと確信します。60km/hを境に、60km/h以下だと逆位相に最大2.7度、以上では同位相に1.0度リアタイヤが操舵します。

 ふつうのクルマは、フロントタイヤが切れてスリップアングルが付き、コーナリングフォースが立ち上がってから曲がり始めます。するとリアタイヤにも同じようにスリップアングルが付き、リアタイヤがグリップします。ここには時間差が存在します。

 リアは遅れるわけで安定させるにはサスペンションを固めるのです。しかし4コントロールはリアも同時に操舵するので、固めなくても早くグリップを始めるので安定する。要するにリアサスが柔らかくて良い。

 さらにHCCのダンパーとのコラボで、この乗り心地とコーナリンググリップ力を出しているのです。

前後席とも手触りがよく滑りにくい素材のアルカンタラを採用し、上質感かつ快適性のある車内空間になっている

 インテリアのデザインと質感もおフランスだなぁ! と感心。ノーマルモードに当たるSAVEモードで大人しく走れば室内静粛性高し。オールマイティでバカにされないレベルの意匠がかなり得点高いモデルです。

 ちなみに4コントロール。最大2.7度の逆位相は、Uターンや駐車時など非常に便利。リアフェンダーに吸盤でカメラをつけて駐車場内を走りチェックしたのですが、20km/hレベルでは本当に大きく切れているのがわかるほど。これが30km/h、40km/hと上がるにつれて切れ角も減少。よく制御されていますね。

【画像ギャラリー】本稿未掲載写真あり!! ルノーメガーヌR.S改良モデル厳選写真 25枚

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