■大きなアップダウンや深いコーナーではハイブリッド車屈指の面白さ
新型シビックのもうひとつの魅力はシャシー・プラットフォームの出来がいいこと。約100kg車重増のe:HEVでもその魅力は健在だ。
ハンドリングは上質なスポーツセダンのお手本。正確なステアフィール、追い込んでも粘る前輪の食いつき、パワーオフや外乱に対してしぶとく踏ん張る後輪グリップなど、俗に言う「懐の深い操安性」がドライバーに大いなる安心感を与えてくれる。
試乗した伊豆サイクルスポーツセンターのコースは、大きなアップダウンや深く回り込んだコーナーなど変化に富んだレイアウトだが、こういったシチュエーションではハイブリッド車中1、2を争う面白さといっていい。
1.5Lターボではやや硬さが見られた乗り心地に関しても、車重の増加とタイヤの違いが影響したのか、よりしっとりしてイイ感じ。
セダンらしい快適さと静粛性も一級品のレベルに仕上がった。
ホンダのハイブリッドはどんどん進化している。それを実感した新型シビックe:HEV試乗でした。
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