■ヨーロッパでの本領発揮はハイブリッドの登場後だ
結論として言えることはもしドライビングを楽しみたいのであれば、マツダCX-5やボルボXC40、プジョー5008などを勧めたい。CR-Vが有利なのは4.6mの全長に対して室内が広々としていることだろう。
CR-Vは「5+2」というシート構成で2列目がスライドする。多くの7シーターと同様に、3列目にアクセスするには身を捩る必要があるし、そして3列目は驚くほど広いわけでもない。
それでもVWティグアン オールスペースよりも快適だし、2列目でゆったりロングドライブを楽しむのがCR-Vのベストな使い方だろう。
それならばなにも苦にすることがないくらい快適だ。
なにも運転席に座らずとも2列目でさえホンダの威厳をヒシヒシと感じる。それはインテリアの質感や、普段目につかない2列目跳ね上げシートの裏側など、細かな部分にまで設計者の血が通う仕上げだ。
またフロントシートの間の収納ボックスなどはまさに日本車のお家芸ともいえるもの。このような誂え方はまさに日本車ライクでヨーロッパでも個性を発揮できる。
こうなると1.5Lターボという動力性能の不足だけが残念だが、CR-Vの真骨頂を味わえるのは2019年発売予定のハイブリッドにあることは間違いない。
きっとフランス人の80%は納得する存在になるだろう。そしてハイブリッドもそろったCR-Vなら、購入することにより一層のこと不安はなくなるに違いない。
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