鈴鹿試乗でまるわかり!! シビックタイプRはマジで買い!! 国産最高FFって断言できる5つの理由

こりゃ国産最高のFF! 言い切れる理由はリアの挙動にアリ

試乗車はオプションのタイプR専用設計のミシュラン パイロットスポーツ カップ2を装着
試乗車はオプションのタイプR専用設計のミシュラン パイロットスポーツ カップ2を装着

 サーキットでの走りは申し分無し! タイヤはオプションのミシュランのカップ2(サーキット走行を想定したいわゆるSタイヤ)だったのだけれど、全てに於いて「満足じゃ!」。これまで日本最高のFFスポーツは95インテRだと思っていたが、そいつを27年振りに抜いた。限界高く、それでいて数年に1度短い時間しか鈴鹿サーキットを走っていない私でも狙ったラインをトレース出来る。

 特に高く評価したいのがリアの挙動。単に横方向のGだけ追求すると限界を超えたときにトリッキーな挙動になってしまう。新型タイプRときたら、粘る! 粘りきれなくなってからの流れ出しが穏やか。ステアリングやアクセル、ブレーキで容易にコントロール出来るのだった。横剛性の高さや、サスペンションの取り付け部分の強度などしっかり確保出来ているんだと思う。

 サーキットを連続走行していると若干ブレーキのタッチが悪くなった。聞けばノーマルのパッドだという。おそらくホンダの社内要件である「鳴き」や「汚れ」を考慮したパッドだろう。キャリパーはブレンボ。そしてブレンボ/ホンダという刻印の入ったローター使っている。サーキット走るなら鳴いて汚れて減るパッドに交換してやれば連続走行だって平気なブレーキになるかと

エンジン音の演出に注目! 新型タイプRは普段使いにもピッタリか

 おっとエンジンのことを書いていなかった。330馬力/420Nmとパワーもトルクもアップさせながら、レスポンスやドライバビリティを向上させてきた。スペックを見ると420Nmは2600~4000回転で出すけれど、イメージとしちゃ4000回転くらいからパワーバンドに入る感じ。騒音規制により実際のエンジン音はそれほど大きくないが、疑似音の出し方良いから存分に楽しめる。

 新型タイプRの奥行きの深さは、普通の使い方をした時に出ます。前述の通り乗り心地良好。クラッチミート文句無し(オートホールド機能付きなので坂道発進もサイドブレーキ操作不要)。リアの居住性はファミリーカーである普通のシビックと同じだから、完全にファーストカーとして使えると思う。通勤やお買い物、休日のドライブ、釣りやスキーにだって行ける。

 なんでオマエは買わないのか、と聞かれたら前にも書いた通りデザインがど~しても受け付けない。私の美的感性からすればフェアレディZの方が勝る。逆にシビックのデザインを好むのなら、迷う余地無し。すでにタイプRは買えないというウワサも流れているけれど、ディーラーによって対応が全く違うようだ。地元のディーラーで断られたら、系列違いや他県のディーラーに行きましょ!

【画像ギャラリー】足回りに注目!! 買いと断言できるシビックタイプRの全貌がコレ!!(7枚)画像ギャラリー

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