他のミニバンにない独自性貫くデリカの存在意義
新型デリカD:5は、直進安定性に優れ、コーナリング時の踏ん張りも利く。これは小型車枠を超えたワイドボディを採用しているからである。小型車枠にこだわったライバルにはない魅力といえるだろう。1795mmの全幅が安定感のある走りを生み出している。また、キャビンの余裕も見逃せない。どの席に座っても広く、快適である。
ライバルとは設計コンセプトが大きく違うのだ。デリカD:5だけの独自の世界を築いている。孤高のミニバンだから、指名買いする人が多い。走りの楽しさにこだわるユーザーが多いのもD:5の特徴と言えるだろう。D:5を何台も乗り継ぐユーザーが少なくないのは、他のミニバンにはない魅力が際立っているからだろう。
新しいデリカD:5は、高速道路からオフロード、雪道までこなすオールラウンドプレイヤーだ。が、地球にもやさしいミニバンでもある。デリカD:5の存在意義を今回の試乗を通して再確認できた。春の正式発表が今から待ち遠しい。
■新型 デリカD:5
全長×全幅×全高:4800×1795×1875mm
ホイールベース:2850mm
最低地上高:185mm(-25mm)
エンジン:直4ディーゼル、2267cc
最高出力:145ps/3500rpm(-3ps)
最大トルク:38.7kgm/2000rpm(+2kgm)
アプローチアングル:21.0° ※アーバンギア:15.0°
ディパーチャーアングル:23.0° ※アーバンギア:21.0°
JC08モード燃費:13.6km/L(+0.6km/L)
価格(予定):約385万~約425万円
※()内は現行型との比較
コメント
コメントの使い方