■驚くべき快適性の高さ!
特筆したいのは、レクサスとして初めてドライブセレクトに「リアコンフォートモード」を装備したことだ。リアの減衰力を下げることに加え、コンピュータ制御も駆使して加減速の時の姿勢変化と挙動変化を抑え込んでいる。
スピードを乗せていくとロールを感じるが、いなし方は上手だ。大きな揺れがなく、頭の動きは上手に抑えていた。悠々とした乗り心地はアルファードとは別の感覚で、快適性は驚くほど高い。
路面の凹凸をしなやかに受け流し、ミニバンや4WDであることさえ忘れさせる。この乗り心地ならリラックスした気分でドライブを楽しめるだろう。
■日本での販売価格が気になるところ
気になるのは販売価格だ。日本で2023年秋以降に発売されるLM500hの4人乗り仕様は、センチュリー並みの価格になると噂されている。中国では日本円で約3000万円だから、日本でもかぎりなく2500万円に近い価格帯での販売になるだろう。
この500hに続いて3列シート仕様や2.5Lハイブリッドの350hが仲間に加わる予定だ。廉価モデルでも1000万円を大きく超えそうだが、新世代のエグゼクティブビークルとしての資質は高く、魅力も大きい。
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