■これでもかといいたくなるカングーの収納力
360kmほど走って、無事仙台宮城インターチェンジに到着。そこから県道37号線を北上していくと、ナビで目的地を確認するまでもなく、遠近感が狂ったかと思わせるような風景が迫ってくる。高さ100mという巨大な観音様が姿を現すのだ。
この観音様、正確には「仙台天道白衣大観音」といい、大観密寺という寺院の境内に平成2年に建てられた。100mという高さは平成元年の仙台の市制100周年に由来するそうだが、その資金はなんと、地元の実業家が私財を投じたのだそうだ。
今回は特別に、その観音様の「お足元」にカングーを置かせていただき、撮影を行った。カングー自慢のダブルバックドアを観音開きにして大観音との2ショットを取る。うーむ、観音様の慈愛とカングーの包容力が共鳴するいい写真じゃないか。ありがとう小林岳夫カメラマン!
改めてカングーの収納力だが、これでもかといいたくなるほどデカい。ラゲッジルームにはタイヤの出っ張りがいっさいないので隅っこまで使えるし、高さが1111mmもあるので、長い荷物は立てて積める。小さなお子様ならここで着替えが出来ちゃうほどだ。
2列目シートを倒すと、この空間はさらに広大になる。
もともとこの空間は、日本規格よりも100mm広い欧州規格のパレット(横幅1200mm)に荷物を積み込むために生まれた。だから左右の壁面部分も直立していて、箱状の荷物だってぎっしり詰めるのだ。
2列目シートを倒し、フロントシートを最前進させたときの奥行は1880mm! カングーの全長が4490mmであることを考えれば破格の長さだ。2列目シートがダイブダウンしないので完全フラットにはならないが、ママチャリなども余裕で詰めるし、マットを持ち込んでの車中泊だって快適だろう。
今回のロングドライブを通じて感じたのは、ソフトな走りや広々とした空間が一体となって生み出す、カングーのやさしさだった。「人とモノはボクが運ぶ。あとは楽しい思い出を作りなさい」という深い慈しみを持ったクルマ。やっぱカングーは、観音様じゃね?
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