8日間にわたって開催されたAXCR2025でチーム三菱ラリーアートが見事総合優勝を獲得!! 昨年に引き続き今年もタイ国内のみでの開催となったがそれでも超過酷かつ約2500kmというハンパない距離を走破したのだが、優勝を掴み取るまでの道のりが険しかった。でもやっぱり三菱はラリーが似合うよね!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部・三菱
新型トライトンになってから初優勝!! 3台とも無事完走!!
チーム三菱ラリーアートが2022年以来3年ぶりにAXCR2025(アジアクロスカントリーラリー)で総合優勝に輝いた!!
2022年にトライトンで初出場し、優勝したものの、その後は悔しい結果となっていただけに当初から「今年こそ優勝を」という言葉がチーム内で飛び交っていた。逆に言えば増岡浩総監督はじめ、ドライバー陣も相当なプレッシャーと戦っていたのだった。
今年も3台のトライトンが出場し、チャヤポン・ヨーター選手が総合優勝。田口勝彦選手が総合5位、そして唯一の社員ドライバー小出一登選手が22位という結果であった。ちなみに小出選手は万一の際に救援するチームのサポートカーという役目もになっているのも注目ポイントだ。
三菱人気スゴい!! ファンの熱気ハンパなし!! トライトンいいゾ
AXCR2025はタイのパタヤスタートでパタヤがゴールとなるものの、カオヤイ及びプラチンブリといったビーチリゾートや山間部をめぐる合計約2500kmという長距離を走るラリーだ。
海や山はもちろん岩場やプランテーションなどを走行するのだが、初めてタイに渡った筆者からすればどれも超新鮮!! どのシーンにもラリーアートレッドのトライトンが超絶似合うのだった。
LEG1がスタートする前日、8月8日の夜にパタヤのウォーキングストリートにてセレモニアルスタートを行ったのだが、ここがスゴかった。なにより熱気がスゴい!!!!
バイクにクルマと出場するマシンが一同に集まるうえ、各チームが記念撮影をするのだ。我らがチーム三菱ラリーアートはというと、ドライバー陣はもちろんメカニック、三菱タイランドのメンバーなどまさに全員で参加し、AXCRを心から楽しんでいる!!! という雰囲気がかなり伝わってくるのだ。この盛り上がりはホントに感動モノであった。日本もこのレベルで盛り上がってほしいと思うほど。
当初、LEG1〜8の予定であったが、諸般の事情からLEG4/6がキャンセルとなり全6つのステージで争うこととなった。4日目と6日目は言ってみればお休みで、それぞれマシンの整備などを各チームが実施する日となり、ラリーとしては全6日間の戦いとなったのだ。各LEGのトピックスを振り返っていこう。
初日に小出選手が接触のまさか!! メカの技術がさすがのひと言
LEG1はチャヤポン選手、および田口選手は好調な滑り出しとなったものの、小出選手はひとつめのSSにあたるSS1でライバル車と接触するアクシデントが!! 聞けば、コーナーを曲がろうと進んでいたところ、突如先行車が曲がるべく停止。砂煙で視界が悪く、後ろから追突してしまったのだ。
ラジエーターファンが損傷し、ラジエーターに干渉してしまったことからエンジン再始動は厳しい状態に。自力での復活は難しいという判断から小出号はデイリタイアとなったのだった。初日から波乱の展開に!! とはいえチャヤポン選手は2位の好位置につけ、田口選手も6位とまずまずの位置に、小出選手はデイリタイヤの影響で40位という結果に終わった。
ちなみに小出号はかなり激しい損傷を負っており、筆者のような素人からすると「これホントに朝までに直るの!?」という状況であったのだが、チームメカニックが必死の作業で車両を修復させ、翌朝には新車同様の状態でスタートしていったのは、かなり感動ポイントであった。











































































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