次期型トライトンはトライトンが育てる? 三菱ラリーアート復活の真価! ラリーで得た実戦データがトライトンを鍛える!!【PR】

巨大リアウィングで空力性能を徹底追求!

立てた状態でタイヤを積んでいるため、リアガラスとの間に空気が滞留していた。こういったネガな部分を風洞実験を通して潰したことで、トライトンの空力性能は大きく進化した
立てた状態でタイヤを積んでいるため、リアガラスとの間に空気が滞留していた。こういったネガな部分を風洞実験を通して潰したことで、トライトンの空力性能は大きく進化した

 AXCR2025で登場したチーム三菱ラリーアート仕様トライトンのなかでも、ひときわ目を引いたのが巨大リアウィングである。風洞実験を重ねて開発されたもので、キャビン後方を覆うように配置されたその姿は、素人が見ても「これは効くぞ!」と感じるほどの迫力だ。

 これまでのマシンは、荷台のタイヤとリアガラスの間に空気が滞留していた。しかし、このリアウィングを装着することで、その問題を解消し、直線でのスピードアップが期待できるようになったのだ。

ウェザーストリップはもともと純正でこうだったのでは、と思わせるほど自然な感じで装着されていた
ウェザーストリップはもともと純正でこうだったのでは、と思わせるほど自然な感じで装着されていた

 さらに細部へのこだわりとして、キャビンと荷台の隙間をウェザーストリップで埋めるという工夫も行われている。これにより空力効率は一段と高まり、安定した走行性能に直結する。

 市販化の可能性については未知数だが、三菱がわざわざ風洞実験まで行ってデータを収集している以上、その成果は決して無駄にはならない。たとえ巨大ウィングが市販車にそのまま搭載されなくても、得られた空力データは将来のトライトンの設計に確実にフィードバックされ、細部の性能向上につながるはずである。

次のトライトンは電動化の可能性大!!

ラリー北海道でXCRクラスで熱走をみせたMMC社員有志ラリーチームのエクリプスクロスPHEV。電動車であっても三菱のクルマはタフだ
ラリー北海道でXCRクラスで熱走をみせたMMC社員有志ラリーチームのエクリプスクロスPHEV。電動車であっても三菱のクルマはタフだ

 ここまでは実際のラリー競技から得られるフィードバックによって期待できる進化を紹介してきたが、次期トライトンの進化はそれだけにとどまらない。

 2023年、日本仕様のトライトンが発表される直前に、ベストカーWebは三菱自動車の加藤隆雄社長へインタビューを実施。その席で加藤社長は「(電動化は)この商売をやっていくうえでは必ずどこかで必要になってくる」と明言している。

 この発言からもわかるように、次期型トライトンでは“電動化”が確実に視野に入っているのだ。三菱ではすでに国内を中心にPHEVとBEVを投入済みで、ASEAN地域ではHEVも展開しており、その選択肢は多岐にわたる。

 電動車といえば都会的なイメージが付いて回るが、ラリー北海道にはエクリプスクロスPHEVやアウトランダーPHEVといったすでに市販されている電動車も参戦しており、その走りを見れば一目瞭然。電動化されても三菱のSUVはタフな環境に応えられる堅牢さと信頼性をしっかりと持っていることを証明している。次期トライトンの電動化にも大いに期待だ。

実戦データが次世代トライトンを進化させる

ラリーで得られた膨大なデータは、三菱開発陣が分析し、市販車のトライトンにフィードバックされる。実戦でしか得られない情報が、トライトンをより進化させる
ラリーで得られた膨大なデータは、三菱開発陣が分析し、市販車のトライトンにフィードバックされる。実戦でしか得られない情報が、トライトンをより進化させる

 電動化という大きな進化も期待されるトライトンだが、その進化を活かす土台(ベース車)を鍛えるのが“ラリー”という舞台だ。ラリーはただ勝敗を競う場ではなく、三菱にとっては市販車開発のための「走る実験室」。そこから得られるデータはまさに宝の山なのである。

 実戦でしか得られない情報を徹底的に収集し、それを改良へと反映させる。たとえばスタビライザーの有無による挙動の差、シュノーケル装着時の吸気温度の変化、ブレーキバランスが走行性能に与える影響など、細かい検証を重ねている。全車を同じ仕様にせず、あえて条件を変えて走らせることで、膨大なトライアル&エラーを積み重ねているのだ。こうして得られた知見こそが市販車を鍛える「生きたデータ」なのである。

ラリー・カムイやラリー北海道のギャラリーステージには、ラリーアートの旗を振って応援するファンが多数詰めかけた。新たなラリーアートの歴史をトライトンが築いている
ラリー・カムイやラリー北海道のギャラリーステージには、ラリーアートの旗を振って応援するファンが多数詰めかけた。新たなラリーアートの歴史をトライトンが築いている

 さらに注目すべきは「ラリーアート」の存在だ。2022年に国内で復活したこのブランドは、かつて世界ラリー選手権やダカールラリーという苛烈な舞台で三菱の名を世界に轟かせた伝説的な存在である。今回の国内戦でも、沿道やサービスパークでラリーアートの旗を振るファンの姿が数多く見られ、その人気と信頼は健在だ。

「ラリーで得られた知見が市販トライトンに反映される」――かつてランサーエボリューションがそうだったように、競技の舞台から直接フィードバックされる進化は、ファンにとって大きな魅力だ。次期トライトンがラリーアートとともにどんな進化を遂げるのか、その期待はますます高まっている!!

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