長野五輪金メダリスト清水宏保がオートウェイの気になるタイヤを試乗する連載の5回目はトラベルスターのエコスポーツGTを試乗した。その名のとおり、ECOとスポーツ、2つの性能を両立させたタイヤ。2トンを超えるアウトランダーPHEVに装着して箱根をドライブした。
文/清水宏保 写真・動画/森山良雄 提供/オートウェイ
【画像ギャラリー】20インチで1万4千円台ってマジですか!?SUVにベストマッチな「トラベルスター」がイイ感じ(9枚)画像ギャラリー255/45R20が1本1万4990円(取材時)とコスパ恐るべし!
トラベルスターというブランドがアメリカを拠点としていると聞いて、試乗が楽しみでした。アメリカのクルマはもちろん、ファッションや文化が大好きで、現役時代もアメリカ遠征があると気持ちがたかぶりました。
今回はトラベルスターのエコスポーツGTというタイヤをアウトランダーPHEVに装着して試乗します。
年々クルマが大型化していくなかで、タイヤも当然大きくなっていきます。特に電動化が進むと大型の駆動用バッテリーを搭載することになり、車重も増え、大きくて幅の広いタイヤが必要になります。
アメリカ車は日本車よりも大きく、タイヤも20インチ以上が当たり前ですから、アメリカを拠点とするトラベルスターのエコスポーツGTが、どんな性能を持っているのか、さっそく試乗といきましょう。
アネスト岩田ターンパイク箱根にて試乗!果たしてその実力は
今回試乗したのは「アネスト岩田ターンパイク箱根」です。ターンパイク箱根は全長15.7㎞あまり、高低差約1000mの有料道路で、雑誌やYouTubeの撮影によく使われる撮影のメッカです。高低差が大きいことに加え、高速コーナーが多くタイヤには負荷のかかるコースといえるでしょう。
エコスポーツGTのトレッドパターンを確認すると、左右非対称になっています。4本のストレートグルーブがあり、グルーブとグルーブの間のリブにしっかりとサイプが刻まれていて、グリップ性能と雨天時の排水性を考慮していることがわかります。
ショルダー部分は半分覆われているセミクローズドタイプです。
触ってみるとかなり柔らかい印象です。乗り心地や操縦安定性に影響を与えるショルダーはとても重要な部分なので試乗の前には、必ず見て触って確かめることにしています。タイヤサイズは255/45R20です。やはり20インチのタイヤは見た目も迫力がありますね。
アウトランダーPHEVは負荷のかからないところではEV走行をします。エンジン音がしないのでタイヤのパターンノイズが気にならないかをチェックするにはもってこいです。
4本の太いグルーブを持つエコスポーツGTは、255サイズとワイドなこともあって走り始めは少しノイズが気になりました。しかし、タイヤが温まってくると気にならなくなり、レスポンスもぐっと上がってきます。
基本的にはコンフォートで乗り心地重視なのですが、60㎞/hほどでコーナーを走ると高いグリップ性能を見せ、スポーティさを感じます。
さらに道路の継ぎ目や粗い舗装などバンピーなところでの収束性がよく、20インチとは思えない乗り心地のよさを感じさせます。













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