復活した伝説のタイヤ「ADVAN HF Type D」で初代セリカが疾る!!【PR】

■どんなふうにアレンジを加えて復活させたか TEXT:斎藤聡

 ADVAN Type Dが復活した。その復活したType DをセリカLBに装着してインプレッションしてみた。

「タイヤを評価するならこの人!」という斎藤聡氏のインプレッションをお届け
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 かつてADVANといえば、体育会系スポーツタイヤといいたくなるほど硬派なスポーツタイヤだった。ケース(骨格)剛性が高く、カチッとした乗り味を持っていた。

 復活するにあたって、当時のタイヤをそのまま再現しているはずはなく、また現代の技術でハイグリップタイヤを作ってしまえばグリップ過多のタイヤが出来上がってしまう。興味のポイントは、37年前にデビューしたタイヤにどんなふうにアレンジを加えて復活させたのかという点だ。

 今回試乗するにあたって、2台のセリカLBにタイプDを装着。一台は13インチで、前185/60R13、後185/70R13という組み合わせ。

 もう一台は14インチで前後185/60R14サイズだった。また試乗したセリカLBはびっくりするほど整備状態がよく、エンジンはもちろん、サスペンションもボディもしっかりしており、攻めるような走りはさすがにはばかられるものの、無理なく普通に速いペースで走れるほど整備の行き届いたクルマだったことを付け加えておく。

■応答◎、安定性◎、安心感◎!!

 さて、復活したType D試乗した印象だが、結論を急げば、ケースがしなやかになっており、乗り味はだいぶモダンになっていた。

 もうちょっと細かく見ていくと、13インチのほうは、リヤが70偏平でタイヤのたわみが適度に感じられるものだった。フロントが60偏平ということもあって、ハンドルを切り出した時の応答がよく、フロントの動きにリヤがしんなりついてくる感じ。

 普通にハイペースで走ってもタイヤがブレークしないだけの剛性があり、グリップの強さからくる安定性、安心感があった。

左は1988年製の初代「Type D」、右は新型Type D。デザインはほぼ同じで、素材と新たに加えられたトレッドパターンが進化の証
左は1988年製の初代「Type D」、右は新型Type D

 14インチで前後60偏平は、ハンドル操作に前後のタイヤが素直についてくる感じ。カチッとした角張った動きがややマイルドになっているところが当時よりモダンになった部分だが、がっしりしたタイヤの感じ、グリップ感やグリップの良さからくる安定感がちゃんと作り込まれていた。

 なによりも70~80年代に憧れたスポーツカーに、当時一世を風靡したスポーツタイヤ=ADVAN HF Type Dを履くことができることがうれしい。

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