2019年1月9日、日産リーフに大容量バッテリーを搭載した「e+」が追加設定され(同時に通常版リーフも一部改良を実施)、1月23日より発売した。
このリーフe+、従来型のリーフのバッテリー容量を55%増加し、一充電での航続距離を40%伸ばしたそう。本企画ではそんな新型リーフe+を、飯田裕子氏にじっくり試乗していただき、レポートしてもらいました!
特別動画レポートも合わせてご参照ください!!【PR】
文:飯田裕子 写真:平野学
Sponsored by NISSAN
■初代リーフは2010年12月発売
日産リーフを初めて試乗した時、首都高速で4輪はしっかりとフラットに路面を捉えているのにもかかわらず、このまま空へと離陸してしまいそうな加速感にワクワクし、その走行性能に本格的なEV時代の到来を実感したことを思い出す。
しかし当時の航続距離はカタログ値で200km(第一世代の最終モデルでは280km)。その実走行距離は街中で使う分には事足りるかもしれないが、リーフのパッケージングをもってすれば、気持ちは「もっと遠くまで……」と航続距離に向けられ、2世代目(2017年〜)になって400kmにまで延び、「やるな、日産‼」と思えたが、既存モデルでその言葉を使う本当のタイミングは〝今〟だった。
■航続可能距離が一気に1.4倍に
日産リーフは、現行モデルにさらに進化した「リーフe+」というバッテリー容量〝増し増し〟モデルを追加。航続距離はカタログ値で570km(JC08モード燃費/WLTCモードでは458km)。バッテリーそのものには大きな変更を加えることなく、新型モジュールに組み込むセル数を従来型の1.5倍に増やした。
結果的にバッテリー容量は従来モデルに対し55%アップ。おかげで航続距離が570kmにまで延び、最高出力もなんと45%増の218psにパワーアップ。狭いお家の〝隙間収納〟が得意な日本人の特性を活かした……とは聞いていないが、全高を5mm上げ、最低地上高を15mm下げて、バッテリー搭載容量を増やしたのだという。
バッテリー容量が増えた分、車重も増えることで車体剛性を見直して最適化。サスペンションのチューニングも行われている。
そんなリーフのドライブフィール、冒頭の「離陸しそうな加速感」をなぜ思い出したのかと言えば、走り出しからより加速性能が向上していたものだから、「あの時のアレがさらにコレにっ!?」と、当時の光景が浮かんだのだ。
アクセルペダルを踏み込んだ時の感覚に重みが増し、それはモリモリの電動パワーを秘めていることがうかがえるが、残念ながら公道でその加速性能を隅々まで味わうことは叶わなかった。が、リーフe+は走行中のアクセルの踏み足し=中間加速も増しているようだ。車重増加分の車体の重みも感じるが、「重厚さが増した」というポジティブな印象にとれる。
コメント
コメントの使い方