■選択の幅が広がった
今回の市街地+わずかな高速試乗では叶わなかった「長距離ドライブを試みてみたい」とすでに期待が高まる私は、「増し、増し〜、増し、増し〜♫」そんな即興曲も口ずさんでしまうほど。極端な言い方をすれば、570kmに延びた航続距離は単に距離を延ばしたというだけでなく、これまでアクセルペダルを踏み込む量を遠慮せざるをえなかったシーンもかなり改善されるはず。加えて充電のタイミングが延びることで、「まだまだ走れるけれど、ちょっと充電しておこうか」という場合でも充電時間の調整もしやすい。
一点、気になった点を申し上げておくと、街中の荒れた舗装路を通過している際に足元が若干ヒョコヒョコとフラットライドに収まらないシーンもあった。が、それも重箱の隅を突くような程度(本当だ)。褒めてばかりではリーフe+の進化を認めてもらいにくいのではないかと思うからあえて加えておきます。
ちなみにリーフe+とスタンダードモデルとの違いは、フロントバンパー下に追加されたブルーのリップスポイラーと、充電ポートに〝e+〟の刻印があることくらい。
ところで使い慣れると、街中全般(それは信号停止に至る速度コントロールも含め)、コーナリング走行などにおいてリニアな加減速をアクセル=ワンペダルで行え、運転も楽ちんな『eペダル』や、ステアリング上のスイッチをワンプッシュするだけでセットできる運転アシスト機能『プロパイロット』、私の知るなかでこれほど頼もしく使いやすい性能を持つモデルはないと思える『プロパイロットパーキング』の技術と精度の高さも、電動化がとりわけ進むリーフにとってはいっそうの魅力かつ安心で快適なアイテムでもあることもご紹介しておきたい。
■全国の日産販売店で一泊二日無料リース
(TEXT/編集部)
大幅に魅力が向上した日産リーフだが、「そうはいっても、いきなりEVはちょっと……」という方も多いはず。そういう人のために、全国の日産ディーラー(一部を除く)では一泊二日のあいだ、無料でリーフを借りられるキャンペーンを実施している。
これぞ日産の「乗ってもらえれば魅力はわかる!」という自信のあらわれなのだが、実際問題、リーフを自宅の駐車場に置いてみるだとか、いつも買い物に訪れているコストコに行ってみるだとかすれば、「リーフのある生活」がどんなものか体感できるだろう。
EVの充電施設は今や全国に3万カ所あり、使い勝手の面ではまったく問題ないことも、乗ってみればわかるぞ!!
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