コンパクトSUV市場は今なお世界的にアツい!! VWのT-Rocは見た目もサイズも日本にピッタリなのだが、気になるのがその出来栄え。そこで今回は約500kmを走破して燃費や乗り心地などを徹底検証することに。あえてアップダウンの激しいルートを走ったのだが、その燃費たるやハイブリッド並の数値をマーク!! その真相は!?
文:伊藤梓/写真:茂呂幸正/撮影協力:ロックハート城
■サイズも扱いやすさもバツグン!? VWのSUVならT-Rocがオススメのワケ
SUV人気はとどまることを知らず、国内外問わずニューモデルがどんどん登場している。
デザインがかっこいいものもあれば、人や荷物がしっかり乗るものもあるし、運転しやすいものもあれば、燃費が良いものもあるし……「一体どれを選べばいいの?!」と迷う方もいるのではないだろうか。そんな人に、私が「それなら全部盛りのSUVはどうですか?」と勧めたくなるのが、VWのT-Rocだ。
VWのSUVは、大きい順からティグアン、T-Roc、T-Crossの3台がラインナップされている。
ティグアンはミドルサイズのSUVで、確かに荷物などはたくさん乗せられるが、とくに都内などではややサイズが大きく、取り回しが難しいシーンもある。
一方で、T-Crossはコンパクトで取り回しやすいが、もう少し広い室内空間が欲しいという意見も多いだろう……。だとすると、VWのSUVの中では、日本でオールマイティに使えるジャストサイズのモデルはT-Rocだろうなと思うのだ。
■低燃費のディーゼルが選べるのも魅力!! デザインもさりげないオシャレがたまらん
ちょうどいいサイズ感に加えて、遊び心のあるデザインも良い。
VWのクリーンでシンプルなイメージにプラスして、スタイリッシュなクーペスタイルを採用。デイライトまわりを“ほっぺ”のようにぐるりと囲んでみたり、Cピラーを太くしてポップで力強い印象にしたりと、各所に小技が効いている。
女性の私から見ても、このアクセントの入れ具合がちょうど良いと感じた。たとえば、リボンをつけてフリフリにしたようなあからさまな可愛らしさはちょっと気が引けるし、かと言ってすっぴんそのままというのも味気ない……。
その点、T-Rocは、ベースに清潔感があって、そこに適度なアクセサリーをつけているおしゃれさがあり、どんな人から見ても好感度は高いだろうなと感じた。
そして、さらなるポイントは、ディーゼルモデルがあること。TDIモデルは、2ℓ直4ディーゼルターボエンジン(150ps/340Nm)を搭載しており、燃費やパワー感を考えると、私はガソリンよりこちらをおすすめする。
今回は、このTDIモデルを連れ立って、約500kmのロングドライブに出かけることにした。その名も、T-Rocの名称にあやかって「群馬のROCK(岩)をめぐる旅」!T-Rocの性能をたっぷり確かめつつ、群馬の岩の名所をたっぷり観光していくことにした。
■ロックハート城でコスプレも堪能!? 肝心のT-Rocは長距離移動も超楽も気になる点が!!
まず最初に目指したのは「ロックハート城」。早速「それは岩じゃないのでは?」と突っ込まれてしまいそうだが、個人的にも行ってみたかった観光地なので悪しからず……。
まず走り出してみて、一番に実感するのは、ディーゼルエンジンの豊かなトルクだ。このサイズのSUVとしては、必要十分+αのパワーがあるので、どんなシーンでも余裕を持って運転することができる。
そして、驚くのは室内の静かさ。ディーゼルエンジンらしい音はほぼ聞こえず、高速道路でも後席に座っている人と自然に会話できるくらい静粛性は高い。
ただ、市街地など、低速走行のシーンで少し気になったのは、乗り心地の硬さだ。運転席だとそこまで感じないが、後席のスタッフからは「ちょっと跳ねてる感じがします」という意見が。
T-Rocは、VWのモデルらしいやや硬めの足回りなので、特に市街地では少し突き上げを感じることも。
しかし、これが高速域になると、ピタッと地面に張り付くようにフラットに走るので、今日のようなロングドライブには最適だった。とにかく高速道路の移動が快適なので、ロックハート城にもあっという間に着いたような気になった。
このロックハート城は、スコットランドから移築・復元された歴史ある本物のお城だ。
その佇まいに、普段はクルマを乗り回してばかりの私でもうっとり。階段や床の作りも質感が高く、ソファや甲冑などの装飾品も気分を高めてくれる。
案内してくれたスタッフさんが「プリンセスドレス体験もやっていますので、いかがですか?」と声をかけてくださり、最初は「いやいや、仕事中なので!」と断ったものの、編集スタッフからの「せっかくなのでやりましょうよー!」という言葉に押し負け……結局着ちゃいました。
生まれて初めてお姫様の気分を味わったが、お城の雰囲気も相まって、この世界観をたっぷり堪能できたのは楽しい体験だった。
350着以上のドレスのほか、アクセサリーなども全て借りられるので、手ぶらで気軽にプリンセス体験ができる。男性用のスーツもあるので、家族や友人とロックハート城に来たら是非一度体験してみてほしい。
■岩!! 岩!! ド迫力すぎる鬼押し出し園!! さすがはディーゼル、キツい上り坂も楽勝
そして次に目指すのは、「鬼押出し園」。鬼押出しは、元々1783年に浅間山が噴火した際に流れ出た溶岩が風化したもの。鬼押出し園に近づくと、違う惑星に来たかのような光景に驚いた。
迫力ある荒々しい岩の重なりを見て、ようやく「岩めぐり」をしている気分になる。
この鬼押出しに来るまでは、登り坂やワインディングが続いていたが、T-Rocはここでも抜群の安定感を見せてくれた。
とにかくドライバーの操作に対しての反応がとても素直で、九十九折りの道でも右へ左へ気持ちよく駆け抜けることができる。
SUVだとどうしてもボディが重くて反応が鈍くなってしまいがちだが、T-Rocは適度に足が硬められていることもあって、フットワークがとても軽い。この運転のしやすさで、山道でもスイスイと登って行くことができた。
■約500km走ってもディーゼルのメリットを痛感!! ランニングコストも安いゾ
そして、最後の岩めぐりスポットは、さらに奥地へと入っていった「万座温泉」。万座温泉自体は 乳白色の濁り湯で様々な効能があるとされているが、今回は温泉よりも岩。ということで、万座温泉近くの崖がよく見える川の側へとクルマを停めた。
ここも見事な絶景!! 白っぽい岸壁にところどころ岩肌が見えて、T-Rocを停めて撮影すると、めちゃくちゃ映える写真に!まさに「岩めぐりの旅」にふさわしい風景で幕を閉じることができた。
そして、東京まで戻り、最後に忘れず燃費をチェック。高速道路を走っている区間も長かったとはいえ、勾配のある山道もかなり走ったはずなのに、結果は驚きの17.5km/ℓ! 加えて、使用する燃料は軽油なので、ランニングコストも抑えられるのだ。
ここまで約500km運転してきた快適さとこの燃費を見て、「やっぱりどんな人にでもおすすめできる、全盛りSUVだ」と確信した。サイズ感、デザイン、運転しやすさ、燃費……やはりどれを取っても抜けがないのがこのT-Rocだ。SUVの中からどれを選ぶか迷っているという人がいたら、まずはこのT-Rocも試してみてほしい。
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コメント
コメントの使い方日本にもカブリオレを導入して下さい。
SUVで燃費重視ならトヨタC-HRでいいのだ。