氷上で「やっぱ最高だ」と実感!! 悪路最強デリカミニ&アウトランダーPHEV試乗 三菱お家芸の高性能4WDを完全継承【PR】

　デザインが好評で販売絶好調のデリカミニとアウトランダーPHEV。電子制御4WDで評判の高い三菱の新型車2台だが、この4WD性能が「本当にすごいのか」ということで、レーシングドライバーの松田秀士氏に氷上&雪上でテストドライブしてもらった。

文：松田秀士／写真：森山良雄／提供：三菱自動車工業

■三菱の最高にいいクルマデリカミニ!!

　暇があれば運転して一人でスキー場に出かけてしまう松田秀士です！　今回の足としてリクエストしたのがデリカミニ。今回は、雪道はもちろんのこと女神湖の氷上もドライブできるというので、三菱のエースSUV、アウトランダーPHEVともども長野県に向かったのだ。

　高速道路を降りて山を登っていくと、雪道が現われる。登るにつれてどんどん雪深く、融雪と凍結を繰り返した後に新雪がのっているからけっこう凸凹路面。でも、さすがに４ＷＤ！　そんな悪路をものともせず、どんどん新雪を蹴飛ばして登って行く。

■デリカミニの実力はお墨付き

　最低地上高がFFモデルに対して高く雪の轍も問題なく走り抜ける。しかも感心するのはしなやかな足さばきだ。この凸凹の路面、スピードを上げていってもサスペンションが凹凸を舐めるようにストロークして決して跳ねたりせず、常に接地（雪）を確保しているから安定。とにかくサスペンションがスムーズ。サスペンションが伸びきってもバタン！なんて異音もしない。

　これはボディ剛性がしっかりしているから。左右スライドドアって開口部が大きいでしょう。段ボール箱のふたを開けた時を思い出してほしい。グニャグニャになるよね。アレと同じです。利便性バツグンのスライドドアってそこがウィークポイント。だけどデリカミニはまったく問題ない。スバラシイよ。

　続いてお楽しみの氷上トライアル。もうとにかく路面のμ（摩擦係数）が低いから、ステアリング切ってもまず曲がらないだろうな、と。それがこのデリカミニ、めちゃめちゃよく曲がります。

　ちょっと「やんちゃ」してアクセル踏み込んだら、リアがスーっとゆっくり流れて、狙ったとおりのラインに乗せられる。こんな簡単に氷上を走れるのか！ と驚き。やはりこれは三菱がランエボ、アウトランダーPHEVで培ってきた技術が軽スーパーハイトワゴンのデリカミニにも生かされているからだ。

■アウトランダーPHEVも凄いのよ

　そこでアウトランダーPHEVに乗り換えてみる。こっちもすごい。すばらしい。ツインモーター4WDによるS-AWC。リアモーターのパワーがしっかり出ていることとブレーキ制御によるアクティブヨーコントロール（AYC）によって氷上でも驚くほど曲がる。やっぱり三菱の四駆は楽しい。

　アウトランダーの4WDを簡単に説明しておく。「S-AWC」とはランエボのAYC＋ACDの進化版のことで、4輪の駆動力、制動力を最適制御する三菱独自の4WD統合システムだ。アウトランダーPHEVではツインモーター4WDとS-AWCを組み合わせることにより、前後輪、左右輪の駆動力配分とブレーキ制御を最適制御する。あらゆる路面コンディションで優れた操縦性と高いスタビリティを両立しているので「最強」の4WDなのである。

次ページは : ■雪上や氷の路面でも常に安定走行!!