大雨の高速道路でも確かな安心感でリラックスしてドライブ
もうひとつ、Playz PX-IIの大きな魅力として挙げられるのが濡れた路面での安心感。これまた専門的な表現をすると「ウェット路面での排水性に優れ、耐ハイドロプレーニング性能が高く、また、トレッドコンパウンドが低温下でも柔軟でコンタクトグリップにも優れる」と言ったりします。
ゲリラ豪雨のような大雨が降ると路面には雨水の層(水膜)ができます。水膜が2ミリ程度になると60~80km/hで水しぶきが上がり、“シャー”という水を跳ね上げる音が聞こえます。
このくらいになると「ハイドロプレーニング現象」の危険が発生します。高速で走るタイヤが水膜を切り裂ききれなくなって、タイヤが水膜の上に乗ってしまうのです。こうなるとハンドルは効かないし、ブレーキをかけても減速しません。
こうならないためにタイヤには水を逃がすための溝が刻まれています。Playz PX-IIの場合、タイヤを正面から見た時に周方向に深い4本の真っすぐな溝があります。これが路面の水膜を切り裂いて後方に水を弾き飛ばすのです。これが「排水性に優れ、耐ハイドロプレーニング性能が高い」という言葉の意味です。
これを確認するために茨城県城里町にある日本自動車研究所(JARI)のテストコースに行ったのです。ここにはスプリンクラーで水を撒いて雨天の道路状況を再現できるコースがあります。水深は約5ミリ。豪雨が降り続いた高速道路の路面をイメージしてください。
60㎞/hで走ると豪快に水しぶきは上がりますが、特にタイヤが浮くようなことはなく、ハンドル操作も手応えがありクルマの反応もしっかりとしています。続いて80㎞/hで同様のテストをしますが変化はなし。100km/hまで速度を上げると、やや水膜の抵抗感をハンドルを通して感じるものの、タイヤが完全に浮いてハンドルが効かなくなるようなことはありませんでした。
試しに120㎞/hでも走ってみましたが、若干ハンドルの手応えが希薄になって、水膜を切り裂ききれていない感覚が伝わります。しかし、ハンドル操作に対しやや遅れながらもクルマは反応しているので、完全にハイドロプレーニングになったわけではないようです。言うまでもありませんが、さすがにこの路面コンディションのなか120km/hで走るというのは現実的ではありません。新東名高速の制限120km/h区間でも、大雨ならば速度規制がかかります。Playz PX-IIの高い排水性が確認できました。
雨降りでのドライブでもうひとつ心配になるのがブレーキです。晴れの日と同じ感覚でブレーキをかけてもタイヤが滑って思ったほど速度が落とせなかった、ということを経験したことがあるでしょう。
排水性能とともに重要なのが、いかにタイヤのゴムがしっかりと路面に密着するか、ということです。これが専門的表現で「コンタクトグリップ」と言った部分。水で濡れて温度が低くなったタイヤ表面ゴムがしなやかに粘って路面を掴むことで安定したブレーキが可能となるのです。Playz PX-IIにはそのための素材を配合したゴムが使用されていて、濡れた路面でもしっかりとブレーキが効くことを確認しました。
Playz PX-IIはこのように、ふらつきを抑えてドライバーの疲労を軽減するとともに、雨の日のドライブでの不安感を低減し、リラックスした運転を助けてくれるタイヤなのです。タイヤの購入を検討している方は、ぜひブリヂストン タイヤオンラインストアを見てください。
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