■304ps仕様の3L、V6ターボも従来型よりも充分にパワフルに!!
304psの3Lにも試乗してみた。同じグレードで110㎏軽いため軽快に走り、価格も120万円差。売れゆきは好調とのこと。マイナー前のベンツ製2ℓターボ車と比べ、圧倒的にパワフルです。御予算次第で3Lターボを考えるかもしれません。ただ私のお薦めは世界一の技術を使い、世界一事故を起こしにくくなったハイブリッドです。ぜひディーラーで試乗してみてください。
そうそう。「手放し運転は違法じゃないのか?」という点だけれど、明確に「問題なし!」と書いておく。改めて道交法に書かれている『安全運転の義務』を読むと「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と書かれている。
この項を見るとふたつの点で興味深い。道交法を読むと「確実に操作し」としか書かれておらず、ハンドルを常時握っていることについては触れていなかったのだ。さらにハンドルと同列で書かれているブレーキに関してはご存じのとおり、先行車追従クルーズコントロールや、自動ブレーキが今や認可されてます。
「確実に操作できれば問題ない」ワケ。また、ハンドルから離した手をどこに置くかだけれど、道交法の基本概念になっているジュネーブ条約では「ハンドルをいつでも握れる位置」となっており、ヒザの上、またはハンドル直近ということになるか。
いずれにしてもプロパイロット2.0が、交通状況や道路形状などによって自分で操る以外にクルマにサポートしてもらう「選択肢」が加わることはメリットとして挙げられるだろう。
【技術紹介】
■プロパイロット2.0の仕組みと開発の歴史
プロパイロット2.0はカメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データを組み合わせてクルマの周囲360度の情報を把握することで実現させている。これまでに日産は2001年に世界初となるレーンキープアシストを市場導入したのをはじめ、’07年にはアラウンドビューモニター、’10年に後側方衝突防止支援システム、’13年にアクティブレーンコントロールなど数々の世界初技術を投入し、足かけ20年以上もの開発の歴史を積み上げ、数々の世界初技術を統合したのが「全方位運転支援システム」だ。自車を取り巻く全方位の危険からクルマが人を守る予防安全の構築を経てプロパイロット2.0が実現した。
■新型スカイラインは「コネクト」もウリ
新型スカイラインは車内で動画や音楽、オンラインゲームといったデータ通信量が多いインターネットコンテンツを移動中の車内で楽しめるインカーWi-Fiを用意。サービス利用料は1日500円、1カ月1500円、1年1万2000円でデータ通信が使い放題。接続可能な機器はスマホ、タブレット、ゲーム機にノートPCで最大7台まで接続可能。NTTドコモの4G(LTE)通信速度が日本全国で利用可能に。また、「ドアtoドア ナビ」はドライブプランナー、マイカーファインダー、行き先送信、到着地までナビという4つのサービスを連携させ、クルマのなかはカーナビで降車後はスマホでナビをしてくれるサービスだ。
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