隠れた大問題「臭い」を解消 2024年問題にも効果あり
続いて話を聞いたのは、東京都江戸川区にある栗田運輸(株)の栗田浩平社長である。1961年創業の栗田運輸は冷凍・冷蔵品の配送および一時保管が主な業務だ。
同社の保有台数は64台。内訳は4t車が10台、3t車が54台で、すべて冷凍冷蔵車だ。栗田運輸には、本社や大井センターに冷凍冷蔵倉庫があり、メーカーから預かった荷物を問屋に卸したり、豊洲市場から鮮魚を積んでセンターなどに運んだり、あるいはスーパーや量販店などの店舗配送も行なっている。関東一円がテリトリーの地場輸送オンリーだ。
では、早速「臭い」の話を聞いてみよう。
「私は倉庫で現場作業をしていたことがあるのですが、特に夏場などに魚を積んで最後に野菜を積んで帰ってくると、荷箱の中がとても臭うんですよ。本当にシャレにならないくらいの臭いなんです。うちのドライバーも庫内の洗浄をするのですが、人によって洗浄の仕方はさまざまでしょう。ちゃんときれいに洗っているドライバーの箱の中はまだ『まし』なんですが、それでも『まだまし』レベルです。
最近も臭いの問題で仕事が1つ飛んじゃいました。魚を積んで、次の積み場に行って、荷箱を開けてバースを開けたら、『魚臭くて駄目だ。お前はもう来ないでくれ』と言われてしまいました。ですから、臭いの問題は本当に切実な問題なんです」。
やはり「臭い」は想像以上に大きな問題、隠れた課題だったのだ。
「私どももいろいろ消臭効果があるという物も試してきましたが、さして効果がない。そんな時、フルハーフさんから勧められたのがフルハーフコートでした。新車を入れる際に『試験的に施工させてください』というので、『いいですよ』と……。それが2年前の話で、3t車2台に4t車1台の計3台に施工してもらいました。
正直言って『効果があったらラッキー』くらいの気持ちで、あまり期待していなかったのですが、期待以上でしたね。ドライバーも『違いますね、コレ』っていうくらい明確に体感しています。
臭いというのは、普段はしないのが当たり前でしょう。『このクルマ、臭いがしないね』とは言ってくれませんが、臭いがするとすぐクレームが入ってしまう。明確に言わないまでも、荷主さんの中には『臭い』を気にしていた人は絶対にいたと思うし、それで取りこぼしていた仕事もあると思うのです。
ですから、臭いというマイナスから始まっているので、プラスマイナスゼロにできれば、普通に仕事ができるわけで、会社にとってはプラスになると思います。
運ぶ荷物に臭い移りしないのなら、車両の取り回しの自由度も増すと思います。荷物の積載効率であったり、あるいはルートの効率もよくなるはずです。『ここのお客さんの荷物は臭いが出るので、クルマは近くにいるけれど行けないな』というのがなくなるのは配車にとってもメリットです。
それこそ2024年問題で経営環境が厳しくなる中で、効率よく仕事ができるようになって適正な運賃の収受ができるようになれば、こんな嬉しいことはありません。その意味では『臭い』は、地味で小さな問題に見えるかもしれませんが、私どもにとっては大きな問題ですし、それを解消してくれる商品なら今後とも積極的に導入していきたいと思っています」。
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以上、2年前にフルハーフコートを施工したユーザー3社に聞いた限り、未だ消臭効果が続いており、非常に評価が高いことがわかった。また、本文ではふれなかったが、日本フルハーフでは定期的に清浄度検査を行なっており、これも菌の増殖が抑えられていて、抗菌効果が認められている。
ちなみにハイブリッド触媒の採用例は、大手航空会社、大手紳士服メーカー、ユニフォームメーカーをはじめ、スポーツジムや学生レジデンス、公共交通の電車やバスなどにも使用が拡がっているのだ。
いやはや疑って悪かった、ハイブリッド触媒もフルハーフコートもエセ科学とは一線を画す注目の技術であり商品であると思いました。
【画像ギャラリー】庫内の臭いに悩むユーザーが太鼓判!! フルハーフコートの消臭力は本物だ(11枚)画像ギャラリー